教育の機会均等を実現する「芦屋学び応援基金」
2025年度の「芦屋学び応援基金」奨学生の募集が始まりました。この基金は、家庭環境の差によって生じる教育機会の不平等を解消し、持続的な社会貢献を目指すために設立されました。兵庫県芦屋市に在住する中学生の中で、向学心がありながら経済的な理由で学びの機会が限られてしまう生徒を支援することを目的としています。
給付対象の学生の条件
「芦屋学び応援基金」を利用できるのは、芦屋市の指定中学校に在校する生徒だけです。募集対象の学校は、潮見中学校、精道中学校、そして山手中学校です。応募資格としては、以下の要件が求められます。
- - 中学1年生であること
- - 将来大学に進学したい、または多様な学びを求める意欲があること
- - 家庭の年収が一定基準を満たしていること
具体的には、世帯年収に応じた制限があります。例えば、2人世帯の場合は年間400万円以下、3人世帯では450万円以下といった具合です。これにより、より多くの生徒に奨学金が行き渡るよう配慮されています。
奨学金の内容
この奨学金は、6年間にわたり総額300万円が給付されるしくみになっています。具体的な内訳は、中学校1年次から高等学校1年次までが年額45万円、高等学校2年次には年額55万円、さらに高等学校3年次では年額65万円が支給される予定です。これによって、学費や教材費、学校外の教育費用など、さまざまな学びに関わる費用をカバーします。
応募の流れについて
奨学生募集は、2025年7月18日に開始し、締切は9月10日です。応募する際は、指定の書類を郵送する必要があります。一次選考は書類審査を行い、その結果は10月中旬に通知されます。また、二次選考として面接も予定されており、こちらの結果は11月下旬にお知らせされる予定です。
詳細な応募要項や願書は、公式ウェブサイトからダウンロードできます。ここでは、制度の概要や寄附者の思いなどを知ることもできるため、ぜひ訪問して、具体的なサポートの内容を確認してください。
誰もが平等に学べる道を
「芦屋学び応援基金」は、教育を受ける権利が全ての子どもに平等に与えられる社会を目指しています。この取り組みは、寄附者の思いを形にするものであり、未来を担う若者たちの成長を支える重要な活動です。教育の機会を得られない子どもたちが、自らの足で未来を切り開けるようにするための一歩は、私たち全員が支持する価値ある取り組みです。
お問い合わせ
奨学金についての質問や詳細を知りたい方は、事務局にメールでお問い合わせください。件名は「芦屋学び応援基金について」とし、指定のアドレスにお送りください。皆さんの参加を心よりお待ちしています。