ビンテージガジェットの新たな展開を語る「stability」下嶋一洋さん
2025年4月のある日、ラジオ番組「日暮里ゼミナール」第23回放送のゲストとして、下嶋一洋さんが登場します。彼が立ち上げたブランド「stability」は、ビンテージガジェットに新しい価値を見出し、それを「コミカルデバイス」として提唱しています。
下嶋さんの経歴は非常に興味深いものです。福井県出身の彼は、長年大手アウトドアブランド「Snow Peak」で働き、店長やマネージャーとして多くの経験を積みました。彼のキャリアはアウトドアに特化していましたが、その後、独立を決意し、フリーランスとして新たな道を歩み始めます。
2022年には、自らのブランド「stability」を立ち上げ、ビンテージガジェットのリメイクや修理に力を入れるとともに、独自のデザインのテントやタープの制作も手掛けています。彼のスタートのきっかけは、愛着のあるパナソニック製ポータブルカセットテーププレーヤー「ショックウェーブ」を修理し、販売したことでした。この経験が、彼を新たな商業活動へと導きました。
現在、彼が展開している「stability」は、メルカリでの販売に留まらず、ポップアップショップも展開しています。すでに60以上の会場で展開され、累計販売数は1500個を超えるなど、大きな注目を集めています。このように、彼のビジネスは急速に成長しており、関心を持つ人々が増えているのは間違いありません。
ラジオの中で下嶋さんは、自身のブランドの立ち上げの背景や、ビンテージガジェットへの愛情について語ります。彼は、自分の活動が単なるビジネスに留まらず、新しい文化を作ることに貢献したいと考えています。そのためには、作品を通じて人々に楽しんでもらうことが重要だと語りました。
下嶋さんのラジオ収録は前編・後編に分かれ、前編は2025年4月18日、後編は5月2日に配信予定です。番組のメインパーソナリティである二村康太さんとのセッション形式で進行され、互いにアイデアを出し合いながら新たな試みが行われる点も注目です。このように、多角的に下嶋さんの想いに迫る内容は非常に楽しみです。
エンターテインメント性のある「コミカルデバイス」は、単に旧き良きものを再生するだけではありません。彼は、ビンテージの魅力を引き出しつつ、新たな価値を生み出すことにも力を入れています。例えば、オリジナル商品の開発にも意欲的に取り組んでいます。
将来的には、メーカーとの共同開発にも挑戦したいと語り、さらに多くの事業アイデアを持っていることも明かしました。下嶋さんの挑戦は、彼自身のキャリアを越えて、コミカルデバイスという新しい文化を築く可能性を秘めています。この活動から目が離せないのは、その想いの深さと新しい挑戦への飽くなき探求心に他なりません。
「stability」のポップアップストアは2025年4月11日から6月15日まで新宿マルイメンで開催され、愛知県では5月23日から25日にかけて「森、道、市場2025」への出店も予定されています。
新しい挑戦を続ける下嶋一洋さんの今後に、是非とも注目し続けたいと思います。彼の活動は、ビンテージを愛する全ての人々に、新たな発見や楽しみを与えてくれることでしょう。