水中演出専門会社が語る日本の演出業界の現状と未来
水中演出に特化した合同会社トワイエイゾが創業2周年を迎えるにあたり、水中演出の現状とその潜在能力について詳しく議論を展開しています。本社を神奈川県に構え、映画、CM、ミュージックビデオ(MV)、ブランド映像、展示、そしてイベント演出など、多岐にわたるプロジェクトに取り組んできた同社。水中撮影や演出の可能性については、特に重要視されています。
水中演出の存在感
2年間の活動を通じて、トワイエイゾが気づいたのは、水中演出が技術的に十分に成立している一方で、初期の企画段階ではなかなか選択肢に入れられないという悩み。水中演出が広がらない理由として、たとえば「コストが高い」「危険が伴う」といった偏見が挙げられますが、それらは誤解であることを同社は実感しています。実際には、スタジオやプール、水槽、商業施設など、身近な場所で水中演出を展開することが可能です。
さらに、水中でパフォーマンスを行うことができる演者も多数おり、競泳選手やアーティスティックスイマーからマーメイドモデルまで、多彩な人材が揃っています。このような状況にもかかわらず、企画の初期段階での水中演出の検討が不足しているのが現実です。この認識のズレが、水中演出が活用されない要因の一つと考えられます。
他国の水中演出の現状
海外では、水中演出は一般的なエンターテインメントの一部として受け入れられています。水族館や観光施設、リゾート施設などで水中パフォーマンスが行われ、多くの人がその魅力を享受しています。このような中で、トワイエイゾも今年水中でのマーメイドショーを演出し、企画から安全管理まで徹底した設計が求められました。
日本ではまだ水中演出の機会が限られているものの、海外の成功事例を踏まえれば、その可能性が広がる余地は十分あります。水中演出を取り入れることで、映像や体験に新しい風を吹き込むことができるのです。
日本での水中演出を検討する意味
現在、映像や体験コンテンツの消費が急増する中、単なる情報の伝達では記憶に残りにくい時代となりました。水中演出は、日常生活では味わえない「重力からの解放」「静寂」「時間の引き延ばし」といった非日常的な体験を提供します。この独特の身体感覚が現代のトレンドと一致し、より強い記憶を残す体験を生み出せるでしょう。
実写の水中演出が持つ価値
AIによる映像表現が進化を遂げる今、実写の水中演出はその価値をさらに高めています。たとえば、生成AIが描くビジュアルイメージとは異なり、水中内での身体の動きや物理的な相互作用は、実際の体験によって生まれるものです。AIが抽象的なイメージを描く一方で、水中演出は身体と環境が作り出す現実を記録する表現であり、その存在はより重要性を増しています。
無料相談の実施
トワイエイゾは、創業2周年をかけて水中演出に関する無料相談の窓口を強化しました。この取り組みにより、発注が未定であっても安心して相談できる環境を整えました。水中演出が企画の選択肢として成立するかどうか、予備的な検討を行うことが可能です。
水中演出は、徹底した安全管理のもとで成立するものです。そのため、表現面だけでなく、安全性に関する判断をも含めて皆様のご相談に応じます。興味がある方はぜひ、ウエブサイトよりご相談ください。
代表コメント
代表の立花は、「水中演出はただやるというものではなく、使うべきかどうか、またその安全性の判断を企画段階で行うことが良い結果につながる」と語ります。エンターテインメント業界は競争が激しいですが、水中というテーマには未開の可能性がまだまだ広がっています。トワイエイゾと共に、水中演出の新たな可能性を探り、一緒に飛び込んでみませんか?