クレジットカード利用に関する最新調査結果
家計診断サービス『オカネコ』を展開する株式会社400Fが実施したクレジットカードに関する調査は、全国の362人のユーザーを対象に行われました。本調査の目的は、各経済圏におけるクレジットカード利用の実態と関心度を明らかにすることです。2024年から新たなNISA制度も始まるため、時流に合わせた金融サービスの利用が重要視されています。
クレジットカード保有状況
調査結果によると、クレジットカードを保有している人は92.3%に達し、そのうち34.0%は5枚以上のカードを所持しています。このことは、利用者が複数のカードを戦略的に使い分ける傾向が強まっていることを示しています。また、1枚だけの利用に留まる人は11.9%とわずかで、カード利用の多様化が進んでいることが窺えます。
経済圏の利用状況
最も支持されている経済圏は「楽天経済圏」で、利用者の46.1%がこの経済圏を選んでいます。次点には、三井住友系カードが16.8%という結果が出ており、MUFG経済圏の利用者はわずか0.6%に過ぎません。この傾向は、楽天系カードがメインカードとしても35.0%と高いシェアを誇っていることからも明らかです。
カード利用シーンの多様化
利用シーンにおいては、「オンラインショッピング」が82.0%と特に人気があります。これに続いて、日常の買い物(77.5%)や公共料金・携帯料金(60.5%)での利用も多く見受けられています。さらに注目すべきは、投資信託の積立や決済用途としてカードを利用する割合が33.5%もあり、近年ではクレジットカードが「決済手段」にとどまらず「資産形成ツール」としても活用され始めていることが確認されました。
クレジットカード選択の基準
クレジットカードを選ぶ際の重視点として、「ポイント還元率の高さ」が76.9%でトップとなり、「年会費の安さ」は66.2%で続いています。その一方で、セキュリティや安全性を重視する人も26.6%おり、利用者が安心してカードを使える環境づくりも重要な要素であることが分かります。
経済圏の競争とユーザーの選択
調査により、日本のクレジットカード利用者は経済圏による選別や資産形成の意識が強まっていることが浮き彫りになりました。特に、「投資信託の積立」目的でカードを利用する人の増加は、従来の決済手段以上の役割を果たしつつある証といえるでしょう。
今後、ユーザーは各経済圏のポイント還元だけでなく、資産形成に寄与する側面も考慮してカード選びを行うと予想されます。クレジットカードの価値はその多機能性によって測られる時代に突入しています。
おわりに
株式会社400Fは、ユーザーの金融に関わる疑問や不安を解消するため、専門家監修のメディア『オカネコ マガジン』を通じて分かりやすい情報提供を行っています。さらに、ファイナンシャルプランナーや金融商品仲介業者と連携し、オンライでの相談サービスも展開中です。ユーザーが「お金の不安」から解放され、より豊かな人生を送れるよう、今後もサービス向上に努めてまいります。