長谷工グループ、米国賃貸住宅事業の新たなステップ
株式会社長谷工コーポレーション(以下、長谷工)は、2026年4月15日付で米国のTrinsic Residential Group(TRG社)による賃貸集合住宅の開発・建設事業を統括する新設ホールディング会社TRG Holdings, LLCの持分30%を取得したことを発表しました。この取得は、長谷工にとって大きな意味を持ち、今後の国際展開の加速を図る重要な一手となります。
TRG社との提携のメリット
TRG社は、テキサス州ダラスを拠点に、急激に成長しているサンベルト地域を中心に賃貸集合住宅の開発を手がけています。同社は、土地の選定から許認可の取得、資金調達、建設、さらにはアセットマネジメントや売却まで、賃貸住宅事業に必要な全てのプロセスを一貫して管理できる体制を確立しています。長谷工はこの傾向を厳しく評価し、TRG社との提携により、互いの技術やノウハウの共有を期待しています。
長谷工は、2019年から米国本土において賃貸集合住宅事業へのエクイティ出資を進めており、その結果、市場の理解や現地のネットワークを構築してきました。今回の持分取得は、単なる投資から事業会社としての戦略的参加へとシフトする重要なステップと言えるでしょう。
海外事業戦略の刷新
長谷工は2025年度からスタートした「中期経営計画」において、海外事業の収益化を重要施策として掲げています。これまでの事業活動を基に、今回の持分取得を活かし、さらなる成長を促進することを目指します。また、今後はライトアセット型のビジネスモデルに移行し、外部投資家の資金を活用してリスクを分散させることも視野に入れています。これにより、安定した収益基盤を確立することで、国際的な競争力を高めていく計画です。
TRG社の実績と信頼性
TRG社は2011年の設立以来、12,000戸以上の賃貸住宅を供給する実績を持ち、米国においても着工戸数ランキングで着実に上位に位置しています。特に、テキサス州を中心とするサンベルト地域では多くのプロジェクトを成功裏に完了させており、厳しい市場にも対応できる能力を示しています。TRG社の経営陣は開発地域に精通しており、高いリスク管理能力や目利き力を有していることから、長谷工としても強力なパートナーシップを期待できるでしょう。
このように、長谷工グループは米国事業への取り組みを強化し、新たな成長戦略を進める中で、TRG社との提携を核に、さらなる飛躍を目指す姿勢が見えます。双方が持つ実績や技術を融合させることで、持続的な成長と収益基盤の確立が期待されています。未来の展開に目が離せません。