音楽の名曲を生んだ裏方たちを描いた映画『イミディエイト ファミリー』トークイベントレポート
7月13日、神奈川県にあるイオンシネマ茅ヶ崎にて、映画『イミディエイト ファミリー』の特別トークイベントが開催されました。本作は、ウエストコースト・サウンドの重要なセッションミュージシャンたちに焦点を当てた音楽ドキュメンタリー。会場には、ラジオDJでありプロデューサーのジョージ・カックル氏と、音楽評論家でDJの宮治淳一氏が登壇し、映画についての貴重な裏話を披露しました。
この映画は、名だたるミュージシャンたちのレコーディングやツアーを支えたダニー・コーチマー(ギター)、ワディ・ワクテル(ギター)、リーランド・スクラー(ベース)、ラス・カンケル(ドラム)といったセッション・ミュージシャンたちの生き様を、様々な証言を交えて立体的に描いています。彼らは、ジェイムス・テイラーやキャロル・キング、リンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウンといったアーティストに楽曲を提供し、数々の名曲を生んできました。
トークイベントの内容
イベント当日、ジョージ・カックル氏は自らのラジオ番組でかける曲のおよそ40%が彼らの演奏であると述べ、「この映画は、私たちの生活に溶け込んだ音楽のバックボーンを深く知ることができる機会です」と語りました。一方、宮治淳一氏は、「普段はメインで演奏することのない彼らが、この映画で語る姿は新鮮です。普段彼らが話さないからこそ驚くような話がたくさんありました」と評価しました。
また、映画を観た感想としてジョージ氏は、ジャクソン・ブラウンの『ドクター・マイ・アイズ』に触れ、「ベースが主役であることに映画で初めて気づいた」と興奮気味に話しました。
事件の興味深いエピソードとして、彼はワディ・ワクテルとのカフェでのインタビューの際、2時間も話が尽きなかったことを語り、彼らの生活や過去のエピソードを聞くことができた楽しさを伝えました。
湘南と西海岸の音楽
イベントでのやりとりでは、湘南と西海岸の文化的な共通点についても触れられました。ジョージ氏は、湘南の印象的な景観、ヤシの木や広い海を例に挙げ、「134号線はハイウェイ1に似た魅力がある」とコメント。これに対して宮治氏も、湘南の音楽が西海岸のそれと近い雰囲気を持つと同意しました。
さらに、ジョージ氏は日本でのダニー・コーチマーのアルバムが、ザ・イミディエイト・ファミリーの結成へとつながったことを語り、日本がこのプロジェクトを“立ち上げた”という興味深い裏話も披露しました。
映画の完成度と影響
締めくくりとして、宮治氏は、この映画には98曲以上が使用され、著作権のクリアランスにも considerableな労力がかかったと語り、「デニー・テデスコ監督の手が掛かっており、観る価値のある作品です」と太鼓判を押しました。トークイベントを通じて、映画の魅力とヒット曲の隠れたストーリーに再注目したくなるような内容となりました。
映画『イミディエイト ファミリー』は、現在TOHOシネマズ シャンテ、YEBISU GARDEN CINEMAをはじめ、全国の映画館で公開中です。次回のトークイベントは7月16日に行われる予定ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
公式サイトでは、映画に登場するミュージシャンや楽曲についての詳細も公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。