EVバス充電システム
2025-05-20 15:47:33

国際興業とパワーエックス、EVバス向け新充電システムを導入し持続可能な交通を推進

EVバスの未来を切り開く新しい充電システム



近年、環境意識の高まりとともに、持続可能な交通手段としての電動バス(EVバス)の導入が進んでいます。東京エリアでもその例外ではなく、国際興業株式会社と株式会社パワーエックスが手を組み、全国に展開されるEVバス向け充電システムの導入が進んでいます。この提携により、持続可能な交通社会の実現に向けてさらに前進することが期待されています。

蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Pro」の設置



今回の取り組みの一環として、国際興業バスの「さいたま東営業所」に初めて「Hypercharger Pro」という蓄電池を利用した超急速EV充電器が設置されました。この充電器は、EVバス専用となっており、最大出力150kWを誇ることで、効率的な充電を可能にしています。特に、大容量蓄電池を活用しているため、営業所内の電力ピークを調整し、電気料金を削減しながら、環境負荷を軽減する助けともなっています。

BEV路線バス「エルガEV」の導入



さらに、国際興業は埼玉県内で初めてBEV路線バス「エルガEV」を導入しました。この新しいバスは、爽快な乗り心地と先進的なエコ性能を誇り、地域の交通ネットワークに新しい風を吹き込みます。今後、さいたま市内の各路線で営業運行が開始されるため、市民にとっても期待が高まることでしょう。

太陽光発電と連携したエコロジカルな充電



また、さいたま東営業所では、屋上に設置された太陽光発電システムも活用されており、充電に使われる電力の一部は、この再生可能エネルギーから供給されます。この取り組みにより、運行による温室効果ガスの排出が大きく削減されることが見込まれています。

国内の他のバス事業者への展開



国際興業は単に自社でのEVバスの導入に留まらず、得た運用ノウハウを生かして他の運輸事業者への展開にも力を入れています。今後、パワーエックスの販売パートナーとして「Hypercharger」や「Hypercharger Pro」の販売を拡大し、全国にこの充電システムのノウハウを広めていく方針です。

次世代エネルギーマネジメントの開発



さらに、パワーエックスは、EVバス導入に向けた次世代のエネルギーマネジメントソリューションの開発を進めています。運用データやバス事業者からのフィードバックを元に、さらなる蓄電池活用の充電システムを構築する予定です。これにより、災害時などの不測の事態に備えて、充電システムが自立運転可能になるようにし、停電時でも車両の充電や営業所のBCP電源として活用できる機能も提供することになるでしょう。

国際興業バスさいたま東営業所の詳細



  • - 住所: 埼玉県さいたま市緑区上野田629-15
  • - 運行区域: さいたま市内各路線
  • - EVバス導入車種: 「エルガEV」(いすゞ自動車製)
  • - 導入台数: 1台
  • - 太陽光発電システム出力: 99 kW(定格)

新たに蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Pro」を導入した国際興業は、環境負荷を軽減しつつ、持続可能な地域交通の実現に向けての一歩を踏み出しました。これからのEVバス社会に向けて、ますますの期待が高まります。


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