SHIFTが生成AIで切り拓く障がい者雇用の新たな道
株式会社SHIFT(以下、SHIFT)は、生成AIを活用した障がい者雇用の革新に取り組み、この度「生成AI大賞2025」において特別賞を受賞しました。SHIFTは、障がい者雇用の新常識を生み出すべく、従業員一人ひとりの価値を最大限に引き出す考え方に基づき、2015年からの取り組みを行っています。
生成AI大賞2025とは
生成AI大賞は、国内において優れた生成AIの活用事例を表彰するもので、2024年からスタートし、今年で2回目の開催を迎えました。SHIFTは、113社・団体の応募のなかでファイナリストの1社に選出され、特別賞を獲得しました。この受賞は、SHIFTが取り組んできた障がい者雇用を支える生成AIの活用に対する高い評価を示しています。
SHIFTの障がい者雇用に向けた取り組み
SHIFTでは、障がい者雇用を進める中で直面した課題を解決するため、社内業務の一部を代行する「社内BPO」を導入しました。これにより、障がいのある従業員が担う業務の幅を広げましたが、工程が単純作業に偏る傾向があり、やりがいや成長機会が不足することもありました。そこで、全社的に生産性を向上させ、従業員のスキルを広げる方針に基づき、新たに「天才くん」というノープロンプト生成AIツールを開発し、社内展開を始めました。
この「天才くん」は、特に障がい者雇用推進に特化したチームと連携し、業務を分解し、AIが適用できる業務を見極める努力がなされています。個別業務に特化したAIテンプレートを作成することで、全ての従業員が生成AIを活用できる環境を整えました。
成果と効果
導入開始から半年で業務の生産性は1.7倍に向上し、年間1800時間に相当する業務工数が削減されました。さらに、対象者へのアンケート調査では、70%以上が働きやすさや生産性向上を実感したと回答しており、AIの活用によって新たな業務に挑戦する従業員も増えています。このように、SHIFTの取り組みは障がい者雇用にポジティブな変化をもたらしています。
特別セミナーの開催
SHIFTの成果をより多くの人々に知ってもらうため、特別セミナーを開催します。このセミナーでは、受賞メンバーが障がい者雇用における生成AI活用の裏側や成功の秘訣を解説します。各従業員にどのように生成AIのメリットを提供し、障がいのある従業員が働きがいを感じられるように支援してきたかについても詳しく紹介します。
- - セミナー名: 生成AI大賞2025受賞メンバーが語る 障がい者雇用のあり方をアップデートする生成AI活用
- - 日時: 2026年1月21日(水)12:00-13:00
- - 形式: オンライン
- - 参加費: 無料
- - 登壇者: SHIFT コーポレート人事統括部 ビジネスサポート部 内田啓介、DAAE統括部 藤原秀樹
SHIFTは、従業員それぞれの特性を生かし、障がいの有無にかかわらず、働きがいのある環境を創出するための努力を続けています。この取り組みが、今後の障がい者雇用の在り方を変えていくことを期待しています。