広島の新たな防災拠点
2025-09-16 09:44:32

広島の老朽ビルが地域防災拠点として生まれ変わる!

広島の老朽ビルが地域防災拠点として生まれ変わる!



広島市中心部、八丁堀エリアに位置する築46年のオフィスビルが、国土交通省認定のプロジェクトとして再生されることとなりました。この取り組みは、株式会社メタ不動産が手掛ける「HATCH八丁堀バリューアップ改修事業」として、2025年7月に着工し、2026年2月に完成を予定しています。

背景



このビルは1979年に建築されたもので、老朽化に伴い全テナントが退去する姿が見られました。特に、耐震性能や空調、照明の劣化が顕著で、地域の商業・オフィス集積地としての活力が失われつつありました。メタ不動産はこの問題に取り組むことを決意し、「ビルのお医者さん」の名のもとに新たなモデルケースを提案しています。

事業概要



本プロジェクトでは、以下のような概要で改修が行われます。
  • - 名称: HATCH八丁堀バリューアップ改修事業
  • - 所在地: 広島県広島市中区八丁堀6-9
  • - 改修期間: 2025年7月〜2026年2月
  • - 延床面積: 549.283平米
  • - 構造: RC造4階建て(旧耐震から新耐震基準へ)
  • - 用途: 店舗、事務所

改修のポイント


1. 耐震性の向上
新耐震基準に基づいた耐震補強工事を実施し、震度6強クラスの地震でも倒壊リスクを大幅に低減。これにより、災害時の復旧時間を従来の72時間から24時間へ短縮します。

2. 省エネ対策
高効率空調やLED照明を導入し、電力使用強度を35%削減、年間でCO₂排出量を62トン削減することを目指します。

3. 地域防災拠点化
非常用電源や一時避難スペースを設け、災害時には地域住民と連携して情報発信を行います。

4. 地域経済の活性化
新たに分割改修された3・4階にはスタートアップ企業や小規模企業の入居を促進し、DXツールの導入率100%を目指しています。

地域貢献とSDGsへの取り組み



このプロジェクトは、広島市の老朽化ビル問題に対する解決策であり、地域社会の安全性や経済を強化することが期待されています。また、SDGsの達成にも貢献。省エネ技術を駆使することで、地域全体の脱炭素化に寄与します。加えて、老朽化ビルの再生は新たな雇用創出にもつながり、持続可能な社会の実現に寄与します。

メタ不動産が提供する「ビルのお医者さん」は、ただのリフォームにとどまらず、建物全体の健康を維持し、安心・安全な利用環境を提供することを目指しています。老朽化ビルの再生は今後も続き、広島市の中心部を新しい活気ある空間に変貌させるでしょう。


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