ソフトバンクの環境改革
2025-05-23 10:07:35

ソフトバンクがバイオマスプラスチック製カップを本社に導入し、環境意識を高める取り組み

サステナブルな選択肢を提供するソフトバンクの取り組み



最近、企業の持続可能性が注目される中で、ソフトバンクが環境への配慮をさらに強化し、社員の意識を高めるための新たな取り組みを開始しました。その取り組みの一部として、バイオマスプラスチック製のリユーザブルカップを本社の各階ラウンジに導入することが発表されました。このカップは、株式会社カミーノが展開するサステイナブルプロダクトブランド『PAPLUS®(パプラス)』の製品です。

導入の背景



ソフトバンクは、以前から環境、社会、ガバナンス(ESG)活動に積極的に取り組んできましたが、新型コロナウィルス感染症の影響で、社内では使い捨ての紙コップとプラスチックの蓋を使用していました。パンデミックが収束しつつあるいま、使い捨てカップから繰り返し使用できるカップへの切り替えを検討。そこで、サステナブルな製品で知られるカミーノに相談し、今回の新しいカップの導入に至りました。

導入までのプロセス



このバイオマスプラスチック製カップの導入にはいくつかの要件が設けられました。食洗器に対応し、電子レンジでの加熱が可能で、積み重ねられ、蓋が付けられることが求められました。カミーノはこれらの条件を踏まえ、紙を使用しない『PAPLUS® Biz(パプラスビズ)』シリーズを提案しました。さらに、従来のプラスチック製蓋の代わりに、シリコーン製の飲み口付き蓋を採用。実運用開始に先立ち、全19フロアのうち2フロアで実証実験を行い、運用テストを経て改善点を洗い出しました。

実際に期待される結果



この取り組みを通じて、ソフトバンクは年間約350万個の紙コップ、116万個のプラスチック製蓋の削減を見込んでいます。また、CO₂の排出量も約119トン削減されるとカミーノは算出しています。この活動は単なるコスト削減にとどまらず、社員の環境意識の向上にも寄与しており、社内全体でのサステナビリティ活動への理解が深まっています。

PAPLUS® Bizの特長



導入されたPAPLUS® Bizカップは、トウモロコシのデンプンから作られる生分解性プラスチック(PLA)を主成分とし、最終的には水と二酸化炭素に分解される環境に優しい素材でできています。ただし、分解にかかる時間は環境条件によって異なるため、100%の分解は保証されていません。今回導入されたカップは、1年半から2年後に回収され、再製品化される予定です。

カミーノの企業理念



株式会社カミーノは、植物由来のプラスチック製品の開発を通じて、地球環境にやさしい選択肢を提供しています。「使い捨てからリユースへ」という理念のもと、コスト削減やCO₂排出量の削減を目指し、資源循環の仕組み作りに力を入れています。今後も、地球環境への影響を最小限に抑える製品やサービスの提供に努めていくことでしょう。

結論



ソフトバンクの新たな取り組みは、ただのカップの導入にとどまらず、環境への配慮を強化し、社員の意識改革を促すものです。これにより、持続可能な社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことが期待されています。今後もこのような取り組みが増えていくことを願っています。


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