コスタの個展開催
2025-07-07 14:50:40

ペドロ・コスタの個展「インナーヴィジョンズ」が東京で開催決定!

ペドロ・コスタの個展「インナーヴィジョンズ」が東京で開催!



東京都写真美術館にて、ポルトガル代表の映画監督ペドロ・コスタの個展が開催されます。この展示は、彼の作品のみならず、彼が影響を受けた音楽や社会的背景についても触れる内容になっています。コスタは、自身の映像制作において、特に1973年にリリースされたスティーヴィー・ワンダーのアルバム「インナーヴィジョンズ」に強い影響を受けており、展覧会名もこれにちなんでいます。

コスタの映画とその表現



コスタの作品は、暗い現実と光のコントラストを描き出し、静謐で緻密な画面構成が特徴です。特に代表作『ヴァンダの部屋』は、リスボンのスラム街に暮らす女性たちの日常を描き、新しいドキュメンタリーのスタイルを確立しました。今回の展覧会では、そのような作品を通じてポルトガルにおけるアフリカ系移民の歴史にもスポットが当てられています。特に『ホース・マネー』は、彼の作品の中でも重要な位置を占めており、アフリカ系のキャラクターたちとその生活が描かれています。

日本初の大規模な個展



本展は東京での初となる大規模な個展であり、コスタの独特な映像世界を感じられる貴重な機会です。来場者は映像、写真、音が交錯する展示空間を歩くことができ、彼の作品がどのようにして社会の問題や個人の内面を映し出していたのかを体感できます。

特別上映プログラム



さらに展覧会期間中、特別な関連上映プログラムも用意されています。「ペドロ・コスタのカルト・ブランシュ」では、コスタ自らが選んだ映画が上映されます。特に日本初上映となる『ポルトガルの別れ』は、彼の視点を通じて新たな解釈が生まれることでしょう。また、コスタの代表作が集結する特集上映も予定されており、アフタートークやトークイベントも行われます。

アート鑑賞を超えた体験



展覧会の特徴的なポイントは、映画や音楽の経験が交ざり合い、来場者が自らの体験を持ち帰ることができる点です。コスタは「映像自体は同じでも、展示の形式が異なる」と語り、展示空間では映画の流れが断片的に配置され、観客はそれを自らの視点で編成することが求められます。このようなアプローチにより、視覚芸術が持つ力を再認識させられることでしょう。

展示の詳細



本展覧会は、2025年8月28日から12月7日まで東京都写真美術館で開催されます。今回の展覧会は、コスタの作品を通じて彼の視点を感じられる貴重な機会であり、映画とアートが融合した新たな体験を提供します。ぜひこの機会をお見逃しなく!


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