医療用ユニフォームの新たなスタンダード、サステナブルな白衣が登場

先進的な医療用ユニフォームが登場

医療現場に強く求められる医療用ユニフォーム。新たに誕生したのは、クラシコ株式会社が手掛けるサステナブルな白衣です。この新しい取り組みは、環境への配慮とデザイン性を見事に両立させており、医療従事者から高い評価を得ています。

クラシコとSynfluxのコラボプロジェクト

クラシコ株式会社（以下、クラシコ）は、テーラード技術を駆使した医療用アパレルの製造を行っている会社で、2008年に設立されました。その代表的な白衣が、この度、最先端のAI技術を駆使してさらなる進化を遂げました。Synflux株式会社とのコラボレーションによるこの新しいプロジェクトでは、廃棄生地を削減しながら、機能性や見た目の美しさを維持することが目指されています。

プロジェクトの背景と目的

医療用ユニフォームは「大切な仕事道具」としての側面を持つため、クラシコはその製造過程で環境への負荷を常に考慮してきました。これまでにもCO2排出量の大幅な削減を実現してきましたが、今回はさらに、AI技術の活用により生地廃棄の問題にも真摯に向き合っています。

AIによる型紙設計の最適化

このプロジェクトの中で、Synfluxは「Algorithmic Couture」と呼ばれる独自技術を駆使し、医療用ユニフォームの型紙を最適化しました。AIによって衣服の3Dデータを解析し、廃棄生地を最小限に抑えるための型紙配置を計算します。この技術導入により、従来の型紙設計に比べ、約9〜10％の廃棄物が削減される見込みです。これにより、環境負荷の低減に加え、製造コストの削減も期待されています。

縫製の効率向上も実現

さらに、このプロジェクトは縫製工程の効率も改善しました。AIの仕組みを導入することで、従来の人力に依存する型紙設計を短期間で完了させ、従業員の作業負担も軽減できるようになったのです。このように、環境への配慮と効率化を両立させるデザインが、このユニフォームには込められています。

新しい白衣の特徴

新たに投入される医療用ユニフォーム、特にメンズ白衣「ショートコート・MOVE」は、シンプルながら機能性に富んだ一着です。さっと羽織れる手軽さと、軽快なデザインが特徴です。サイズも豊富に揃い、医療現場で活躍する瞬間をより快適にすることを目指しています。価格は税込32,890円で、2025年1月16日(木)の発売が予定されています。