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アーサー・ディ・リトルが新たに商標登録した「SPRO」と「VSPRO」

アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社（以下、ADL）は、この度、経営戦略を検討する上で有用なフレームワーク「SPRO」とその進化版「VSPRO」を商標登録したことを発表しました。このフレームワークは、経営システムの構築において重要な視点を提供し、企業の成長を支援することを目的としています。

SPROの基礎

「SPRO」とは、1990年代の大型M&Aによるビジネスプロセスリデザイン（BPR）の失敗を背景に、ADLが提案した4つの要素、すなわちStrategy（戦略）、Process（業務プロセス）、Resource（リソース）、Organization（組織）を結びつけることで、高収益企業の実現に寄与するコンセプトです。企業のビジョンや価値観が共有されることが、成長の鍵であるという分析から、成長の差を生じさせた要因を探る趣旨で作成されました。

VSPROの展開

その後、ADLは、成長に寄与する企業の特徴を分析した結果、企業全体でビジョンを共有することが不可欠であることを痛感し、「VSPRO」という新たなモデルを提唱しました。このモデルは、SPROにビジョンを追加したもので、具体的な事業戦略やR&D戦略、組織改革などの課題を整理し、施策を策定するためのフレームワークとして用いることができます。

VSPROの要素は、以下の5つです：
1. ビジョン - 企業が目指す方向性
2. 戦略 - 目標を達成するための計画
3. 業務プロセス - 日々の業務の流れ
4. リソース - 人材や資金などの資源
5. 組織 - チームや部門の構成

登録商標情報

今回、ADLは「SPRO」と「VSPRO」の商標をそれぞれ登録しました。

• - SPRO（登録第6820305号）
• - SPROのロゴ（登録第6820306号）
• - VSPRO（登録第6825253号）
• - VSPROのロゴ（登録第6825254号）

これにより、ADLは思考ツールとしての地位を強化し、企業に向けた戦略的アプローチをさらに推進していきます。

企業の背景と今後の展開

アーサー・ディ・リトルは、1886年に設立された世界最古の戦略コンサルティングファームであり、その日本法人であるADLでは、幅広い業界において創造性と実効性を持ったオープンコンサルティングを展開しています。テクノロジー、金融、ヘルスケア、エネルギーなど、多岐にわたる分野で600万人以上の専門家とのネットワークを活用し、企業の成長を支援しています。

今後もADLは、SPROとVSPROのフレームワークを通じて、より多くの企業に対して価値を提供し、その成長を実現するためのサポートを行っていく考えです。

公式ウェブサイトでは、これらのフレームワークについて詳しい情報が公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
アーサー・ディ・リトル公式サイト

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