南オーストラリアのDxyferが日本市場に進出 SC Analyticsとの提携
2025年12月、南オーストラリア州に拠点を置くAI開発企業Dxyferは、東京にて日本のSC Analyticsとの戦略的パートナーシップ契約を締結しました。この契約は在日オーストラリア大使館で正式にサインされ、両社はAIを活用したサービス知識管理ソフトウェアの共同開発と導入に関する国際的なマルチフェーズ契約を結びました。
共同開発の目的
今回の提携により、Dxyferの先端エージェンティックAIモジュールを基に、企業の技術情報やサービス情報、ドキュメント管理を効率化・体系化・多言語化(英日)する新しい統合型プラットフォームが提供されることになります。これは特に以下の領域における業務の生産性向上や自動化が期待されています。
- - 複雑なサービス/技術マニュアルの統合・管理
- - ナレッジ共有の迅速化と属人化の解消
- - 日英バイリンガル対応によるグローバル展開のサポート
- - 顧客サポート領域における回答精度や応対品質の向上
提携の背景
この提携は、南オーストラリア州政府の支援によるInnovation Leaders Summit 2024にDxyferが参加したことがきっかけで実現しました。ここでの国際的なネットワーキングが両社の連携を促進する重要な要因となりました。
提携の意義
この協業により、南オーストラリア州企業の日本市場での技術信頼性と商業的プレゼンスが大きく強化されると同時に、日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる重要な事例となります。これは、AI分野における両国の協力関係を象徴する取り組みとして、日豪間の技術連携の深化を裏付けるものと位置づけられています。
DxyferとSC Analyticsの概要
Dxyferは、エージェントAI技術を核に、大規模組織向けのナレッジ管理やヘルスケア応用、産業DX等のソリューションを提供する企業です。CEOはサミール・イスハクで、南オーストラリアに位置しています。
一方、SC Analyticsはアフターサービス業界において顧客サービスの効率化や業務運用の改善ソリューションを提供するコンサルティング企業です。特にナレッジ管理と情報活用の最適化、サービスパーツの在庫管理に特化しています。
お問い合わせ
本件についての詳細やお問い合わせは、南オーストラリア州政府州開発省までお願いいたします。