新たな物流拠点「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」着工
株式会社シーアールイーが新たに佐賀県鳥栖市に着工した物流施設、「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」に注目が集まっています。この施設は、福岡地所株式会社との共同プロジェクトで、2026年9月末の竣工を見込んでおり、地鎮祭が2025年9月29日に実施されました。
交通利便性高い立地
この物流施設が設置されるのは、鳥栖商工団地内。周囲は倉庫や工場が点在し、24時間操業が可能な恵まれた立地です。九州自動車道の「小郡鳥栖南」スマートインターチェンジからは約2km、長崎自動車道「鳥栖」インターチェンジまで約5kmと、交通アクセスの良さが特長です。さらに、九州全域を網羅する物流拠点としての優位性を持つ鳥栖ジャンクションにも近く、効率的な配送ルートの構築が期待されています。
また、JR貨物の「鳥栖貨物ターミナル」駅からも約2kmという接近性があり、鉄道貨物輸送を利用したモーダルシフトへの取り組みにも対応が可能です。
多様な機能を備えた施設設計
「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は、地上2階建てで延べ面積は36,575.50㎡(約11,064坪)を見込んでいます。トラックバースが両面に設置され、大型トラック40台が同時に接車できる設計となっており、ワンウェイの車両動線が効率的な入出庫を可能にします。また、8台分の大型トラック待機スペースと124台分の乗用車駐車場を確保し、ドライバーや従業員の利便性を高めています。
倉庫部分の基本スペックには、金属断熱サンドイッチパネルの外壁や、床荷重1.5t/㎡といった条件が整えられています。
環境への配慮と未来への対応
全館LED照明や人感センサーを採用し、環境配慮を意識した設計がなされています。さらに、BELS評価とCASBEEの取得を目指し、持続可能な施設としての側面も強化しています。太陽光発電システムの導入も予定されており、未来に向けた持続可能な運営が可能となる見込みです。
物流インフラプラットフォームの確立
CREグループは、物流不動産のリーディングカンパニーとして、今後も「物流インフラプラットフォーム」を推進し、倉庫オペレーションの自動化やEC向けのフルフィルメントサービスなど、様々なサービスを展開していきます。多様なテナント企業とのリレーションシップを生かし、利用者目線に立った高機能な物流施設を提供し続けることを目指しています。
株式会社シーアールイーについて
2009年に設立された株式会社シーアールイーは、物流不動産の開発、賃貸、管理を手掛ける企業で、現在も順調に成長を続けています。国内外の物流ニーズに応えるため、業界のトレンドを反映した物流施設を開発することで、今後も物流分野の発展に寄与していく所存です。
新設される「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は、その設計思想や持続可能性から多くの人々とコミュニティにとって有意義な存在になることでしょう。