B2プレーオフで見せた福岡の挑戦
2025年5月19日に行われたりそなグループB2 PLAYOFFSの3位決定戦で、ライジングゼファー福岡は信州ブレイブウォリアーズに94-101と敗北。これにより福岡はB2プレーオフを4位で終える結果となりました。
試合の流れ
試合は序盤から激しい攻防が展開されました。福岡は#24谷口選手がジャンパーで初得点を奪い、続けて3ポイントシュートも決めて順調なスタートを切ります。ベンチから出た#1中村選手と#50ブラウン選手も連続して3ポイントシュートを成功させ、福岡は高確率の外角シュートで得点を重ねることに成功しました。対する信州も#4小玉選手や#15チェンバース選手が3ポイントシュートで応じ、一進一退の攻防が続きました。
第2クォーターに入ると、信州が連続得点を奪い、一時リードを広げましたが、福岡は#5ランダルの3ポイントシュートと#33加藤のドライブで粘り強く食らいつく展開が繰り広げられました。
後半に入ると、福岡は再び信州に連続得点を許し、リードを一気に11点まで広げられます。しかし、ここからから福岡は反撃を開始。ランダル選手がAND1を決めると、その後も3ポイントシュートを沈めて流れを取り戻しました。続けて#25バーレル選手も力強いAND1を成功させるなど、福岡に勢いが戻り、試合が再び拮抗した状態に戻りました。
谷口選手が4本目の3ポイントシュートを沈め、信州を追い上げるも、信州が勝負所で連続して3ポイントシュートを決め、福岡はなかなか追いつけずに試合終了。スコアは94-101で、福岡は4位でB2プレーオフを終えることになりました。
コーチと選手のコメント
試合後、浜口炎HCは「選手たちは最後まで懸命に戦ってくれて感謝していますが、信州のオフェンスとディフェンスに上手く運ばれてしまった」とコメントし、選手たちの奮闘を評価。特に信州の高確率のスリーポイントに苦しんだことを振り返りました。
谷口選手も試合を振り返り、「勝って締めくくりたかった」と率直に語ります。福岡での2年間の経験を踏まえ、地域に根付いたチームにするための挑戦を続けたいと意気込みを見せました。この悔しさをバネに、次のシーズンへ向けての決意を新たにしました。
地元支援の重要性
福岡ブースターの熱心な応援は、試合を通じて大きな力となりました。信州戦でも多くのファンが駆けつけ、選手たちをサポートしてくれました。地域との絆が強まることで、ライジングゼファー福岡が次のステップへ進むための大きな一歩を踏み出すことができると信じています。
未来への展望
このシーズンを通じて見えた課題と成長をしっかりと受け止め、福岡のバスケットボール文化をさらに発展させ、次の舞台へ挑むための準備を進めていきたい。ファンと共に歩むチーム作りを目指して、全力を尽くしていく所存です。