ファミリーマート、レジ袋削減に向けた新たな展開
ファミリーマートは2020年のレジ袋有料化以来、持続可能な社会に向けた取り組みを進めており、創造的な発想で顧客の意識を変えてきました。その成果として、5年間で118億枚ものレジ袋が削減されたことは、顧客ひとりひとりの意識が大きな影響を及ぼしている証です。日々の買い物での環境への配慮が、一歩ずつ着実に形に知っているのです。
デカボスコアの導入
ファミリーマートが注目するのは、Earth hacks社が提供する「デカボスコア」という指標です。このスコアは、製品やサービスのCO2排出量の削減率を示し、特にレジ袋を辞退する行動によって、なんとCO2排出量が59%も削減できるという驚きの数値を提示しています。これにより、顧客はただ商品を選ぶだけでなく、自らの選択が環境保護に繋がるという実感を得られるようになります。
環境貢献度の高い商品選び
ファミリーマートでは、環境貢献を意識した購買行動を促進するために、デカボスコア対象商品を12品に拡大しました。これにより、日常的に選ばれる商品に環境への配慮が織り込まれ、顧客はその情報をもとに賢い選択ができるようになります。たとえば、「ファミマル 新潟県津南の天然水」は、リサイクルペットボトルを使用しており、30%のCO2削減が期待されています。
12品目の詳細
新たなデカボスコア対象商品には、以下のようなアイテムが含まれています。
1.
ファミマル 新潟県津南の天然水 600ml : 30%削減、リサイクルペットボトル使用
2.
「ファミマカフェ」アイスコーヒー ストローレスリッド : 4%削減、ストロー不要のリッド採用
3.
ファミマ!!店舗 アイスコーヒー・アイスカフェラテ : 76%削減、環境配慮印刷使用
4.
たっぷりクリームのダブルシュー : 9%削減、薄肉化で環境配慮
5.
クリームたっぷり!濃厚カスタードシュー : 12%削減、同様
6.
ファミマ・ザ・クレープ生チョコ : 22%削減、包装の薄肉化
7.
3種のミックスサンド : 3%削減
8.
ジューシーソース焼そば : 6%削減
9.
もちもち餃子と春雨の旨塩スープ : 36%削減
10.
「ファミマカフェ」木製マドラー : 72%削減
11.
コンビニエンスウェア インナーTシャツ : 15%削減、環境配慮糸使用
12.
発熱・保温インナーREHEAT ラウンドネック : 8%削減
今後の展望
ファミリーマートは、さらにディカボスコア対象商品の拡充を進めるとともに、食品ロス削減施策「涙目シール」のデカボスコア算出も検討中です。これらの取り組みを通じて、顧客にとって「環境配慮の可視化」が進み、持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。
ファミリーマートは、「あなたと、コンビニ、ファミリーマート」というスローガンのもと、地域に寄り添いながら、顧客一人ひとりとつながることを目指し、なくてはならない存在になれるよう努力を続けています。