日本語学習の新たな扉を開く
中級日本語・学習者に長年愛され続けてきた教科書『上級へのとびら』が、2025年に大きくリニューアルされることが決定しました。日本語学習者の多様なニーズに応じて、教科書は二つの分冊に改訂されています。新しく生まれ変わったのは『中級日本語 とびらⅠ』と『中級日本語 とびらⅡ』の二冊です。今日はその特徴や改訂のポイントについて詳しくご紹介します。
さらなる進化を遂げた教科書
この改訂版は、2009年の初版から出版社のくろしお出版によって誕生しました。新しい教科書シリーズでは、学習の柔軟性を重視し、教科書のテーマや内容を現代の教育スタイルに合わせた形で刷新しています。具体的には、初中級者向けの前半部分が『中級日本語 とびらⅠ』、後半が『中級日本語 とびらⅡ』として再編されています。これにより学習者に明確な目標感を持たせ、より効果的な学びを促進します。
改訂のポイント
1. テーマと読み物の更新
各課のテーマは維持しつつ、特に「読み物」の内容を最新の情報に基づき更新しました。また、会話文や語彙表も一新されており、リアルな場面に即した学習が可能です。
2. プロジェクトによる深い学び
新しいカリキュラムでは、各ユニットごとに「プロジェクト」が追加されます。これにより、学習者は自ら主体的に取り組むことができ、知的好奇心が刺激されます。発表活動も豊富に取り入れられています。
3. 明確な到達目標
各課の始めには、学習の到達目標となる「できるリスト」が示されています。これにより、学習者は自分の成長を実感しやすく、モチベーションを維持しやすくなります。
中級者への道をサポート
日本語学習においては、技能を総合的に身につけることが求められます。この新しい教科書では、特に「読む力」「聞く力」「書く力」「会話力」「発表力」といった5つの力に焦点を当て、実践的なコミュニケーション能力を養うことができます。
学びを楽しくする工夫
さらに、各課に設けられた「アクティビティ」が学習を楽しくし、理解を深める手助けをします。従来の教科書にはなかった要素を加えることで、学習者がどんどん日本語を使いたくなるような工夫がされています。
まとめ
『中級日本語 とびらⅠ』と『中級日本語 とびらⅡ』は、2025年9月25日に書籍と同時に電子版が発売される予定です。これから日本語を学ぶ方、また既に学んでいる方にとっても、新たな学習のひとときを提供するこの教科書に期待が寄せられます。ぜひこのチャンスをお見逃しなく!
詳細情報やご購入については、
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