フィリップスが新潟・広島で開催した睡眠時無呼吸症候群に関する市民公開イベント
睡眠は人間の健康において欠かせない要素ですが、近年、その質が低下しているという事実が多くの人々に影響を与えています。株式会社フィリップス・ジャパンは、より良い睡眠のための情報を広めるために、新潟市民プラザと広島市のNTTクレドホールで市民公開イベントを開催しました。
イベントの概要
新潟でのトークショー
2025年9月7日、新潟で行われたイベント「SAS(サス)を知って、健康をSAS(サス)ティナブル!」では、放送作家の野々村友紀子さんをゲストとして招きました。新潟大学の教授陣と共に、400名以上の参加者が集まりました。睡眠時無呼吸症候群(SAS)についての専門的なトークが行われ、参加者はそのリスクや影響について理解を深めました。
野々村さんも実際にSASの検査を体験し、「簡易検査が簡単で、寝るだけで終わるのが嬉しい」とコメント。さらには、いびきが健康のサインであり、早期発見の重要性が示されました。
広島での市民講座
続いて、2025年9月20日には広島で「睡眠のサインを見逃すな!~良い眠りと睡眠時無呼吸症候群とは?~」が開催されました。約300名が参加し、睡眠専門医の熊谷元先生が基調講演を行いました。さらにRC野球解説者の天谷宗一郎さんも参加し、彼自身のSASに関するエピソードを共有しました。
この講座では、何気なく見逃されがちな睡眠のサインを見極めることが重要であると訴えられ、参加者にとって新しい気づきの場となりました。
睡眠時無呼吸症候群の現状
調査によると、日本では約900万人がSASの潜在患者とされていますが、実際に治療を受けているのはごくわずかです。睡眠に満足している人は17%に過ぎず、医師の診断を受けない人が90%に達するというデータもあります。
これらのデータは、睡眠時無呼吸症候群への理解を深め、早期発見と治療の必要性を喚起する大切な背景となっています。
フィリップス・ジャパンの取り組み
フィリップス・ジャパンは、1953年に創業以来、健康的な生活を実現するための革新的な技術を提供し続けています。特に睡眠や呼吸に関する治療分野では、今後も情報普及と技術の提供を通じて、全国各地での健康啓発に取り組んでいく予定です。
結論
これらのイベントを通じて、フィリップスは市民に対してSASについての正しい知識を広め、早期発見や治療の重要性を伝えました。健康的な睡眠を手に入れるためには、まず自分自身の睡眠に対する理解を深めることが不可欠です。今後もこのような活動に期待が寄せられます。