ストリマが東南アジアの中古車市場に革新の風を吹き込む!
日本のエレウノ株式会社が運営する中古車売買プラットフォーム「ストリマ」。この度、同社は東南アジア市場への進出を発表しました。現地における中古車の販売方法は独特で、路上販売が主流を占めていますが、ストリマはその課題を解決する新たなサービスを提供します。
現地中古車市場の現状
東南アジアでは、街中や広場で中古車が直接販売されており、車両に「売ります」と書かれた紙と電話番号が提示されています。このため、買い手は興味がある車の売り主に連絡を取り、交渉を行う形が一般的です。しかし、この路上販売のスタイルには「どこに、どんな車が売られているのかを把握するのが難しい」という大きな課題があります。
実際のところ、遠方から来る買い手もいるため、この情報の不足は大きな痛手です。加えて、一部の販売者はSNSで車両情報を広報していますが、その情報は散逸しており、統一されたサービスはほとんど存在しません。
ストリマのソリューション
ストリマは、この「見つけづらさ」の問題を解決するため、位置情報を基盤としたアプリを通じて全く新しい中古車売買の形を提案しています。
出品者は、ストリマのプラットフォーム上で自身の車両情報を地図に表示することができ、買い手はその情報を利用して簡単に車を探せるようになります。地図上で「どのエリアに、どんな車があるのか」を一目で確認できるので、効率的に理想の車両を見つけることができます。
さらに、アプリ内にはチャット機能も搭載されており、買い手と売り手が直接やり取りできるため、電話をかける手間が省け、取引がスムーズに進みます。このように、ストリマは「探索」「発見」「交渉」「取引」という一連の流れを一つのアプリ上で完結させることが可能です。
ストリマの理念は、街中で欲しい車を探し、実際に見て購入するという体験を支援することです。これによって、従来の販売スタイルを大きく変えることが期待されます。
今後の展開
ストリマは2025年10月を目標に、英語とラオ語版を同時リリースし、現地企業との提携を進めながらラオスでのサービス展開を予定しています。その後、タイなど他の東南アジア諸国への進出も視野に入れており、さらなる拡充を目指しています。公式Facebookアカウントでも積極的な宣伝が行われており、現地からも良好な反響を得ています。
まとめ
エレウノ株式会社が展開するストリマは、東南アジアにおける中古車売買の現状を改革し、より安全で快適な取引環境を提供することを目指しています。今後の展開に期待が寄せられ、現地市場での成功を収めることが期待されています。