アジャイル・レストラン体験会に見る新たな組織運営の形とは

アジャイル・レストラン体験会の報告

2025年11月2日、東京都中央区にある「人事図書館」で開催された体験型ワークショップ「アジャイル・レストラン」に参加してきました。このイベントは、株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックが提供するアジャイル思考を学ぶプログラムを基に、実際のレストラン運営を題材にして行われました。

開催の背景と目的

DXの加速や働き方の多様化が進む現代において、組織は急速に変化しています。その中で、特に人事・組織開発の分野では、環境の変化に柔軟に対応できる“しなやかな組織”を築くことが重要なテーマとなっています。本ワークショップでは、アジャイルの考え方を“学ぶ”のではなく、“体験して理解する”ことを重視しています。参加者は、身近なレストランの運営を通じて、顧客価値の理解から改善サイクルの実践までを体感し、アジャイルがどのように人事や組織運営に活かされるのかを探究しました。

イベントの詳細

- イベント名: IT用語をつかわずワークショップで"アジャイル"を学べる『アジャイル・レストラン』体験会
- 開催日時: 2025年11月2日（日）13:00〜17:30
- 開催場所: 人事図書館
- 講師: 小笠原晋也氏

: 複数の企業でアジャイル実践の経験を持ち、教育心理学にも精通した彼は、受講者に楽しさを感じながら学ぶ機会を提供しました。

参加者の反応

参加者からは、アンケートを通じて「有意義だった」という声が多数寄せられました。特に「アジャイルは思っていたよりも身近なものであり、普段から実践できることも多いと気づいた」という意見もありました。また、具体的なシチュエーションでアジャイルをどのように使えるのかを聞けたことも高評価を得ました。

成果と今後の展望

本ワークショップは、アジャイルの考え方を体感することで、参加者に「変化への対応力」や「チームの自律性」の重要性を実感してもらうことができました。特に、講師による理論的な解説とレストラン運営を取り入れた実践形式の持つ相乗効果によって、参加者はアジャイルを身近に感じ、その活用方法を具体的に考える貴重な機会となりました。この結果、アジャイルの基本的な考え方を“自分のもの”として捉えるきっかけを提供できたことが大きな成果だと考えています。

人事図書館では、今後も「仲間と学びで、未来を拓く」というコンセプトをもとに、人事・HRに関する理論と実践をつなげる学びの場を提供していく予定です。次回のイベントに関する詳細は、公式サイトやSNSで順次発表されるので、ぜひご期待ください。

人事図書館について

2024年4月1日にオープンした人事図書館は、コワーキングスペースとコミュニティが融合した場所です。2500冊以上の人事に関する書籍が揃い、700名以上の会員が所属しています。所在地は、東京都中央区日本橋蛎殻町1-12-7 WACROSS NINGYOCHO 6Fです。公式ホームページはこちらです。