Absolute Softwareとザッツイットが手を結び IT運用とセキュリティを強化

Absolute Softwareとザッツイットのパートナーシップ

企業のサイバーレジリエンスを強化するために、Absolute Software株式会社（東京都港区）とザッツイット株式会社（大阪市北区）は、IT運用管理およびセキュリティソリューションにおいて提携を結びました。この提携により、日本企業のIT運用の効率化とセキュリティ強化を目指します。

日本企業の抱える問題

多くの日本企業は、そのITリソースが限られているため、エンドポイント管理に苦戦しており、運用に多くの手間がかかるという大きな課題があります。この問題は、特にリモートワークが普及する中で一層深刻化しています。

これを解決するため、Absoluteはザッツイットとの連携を進め、効果的なソリューションを提供します。

Absoluteの技術

Absoluteの提供するSecure Endpointは、独自のAbsolute Persistence技術を活用し、セキュリティ設定を無効にしたり削除したりすることを防ぎます。この技術は、主要PCメーカーのデバイスに工場出荷時から組み込まれており、記事内でも言及があった通り、自動的に復活することでエンドポイントを常に保護し続けます。この結果、IT管理者はリモートで迅速に対処できる環境が整い、運用負担も格段に軽減されます。

専門家のコメント

Absoluteのカントリーマネージャーである稲富裕樹氏は、「セキュリティ侵害の70%が既知の脆弱性に起因しており、企業はレジリエントなソリューションを持つことが極めて重要です。パートナーシップを通じて信頼性の高いセキュリティを提供することを目指しています」と述べています。

さらに、ザッツイット株式会社の代表取締役、天野憲彦氏は「企業はエンドポイントの管理に多大な労力を費やしており、これがセキュリティレベル向上を妨げています。Absoluteとの協力により、これらの課題を解決し、エンドポイントのセキュリティ向上と運用の効率化を図っていきます」とコメントしています。