子どもたちの未来を創るアートプロジェクト
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団、さらに多摩美術大学が連携し、2025年11月7日から9日までの期間、渋谷ヒカリエにて「ファンタジスタ~アートとデザインで切り拓く未来のキャンバス~」という芸術文化体験プログラムの成果作品展を開催します。この作品展では、小中高生がアート制作と環境教育を通じて得た学びや体験を基にしたユニークなアート作品が並びます。
アートと環境教育の融合
このプログラムでは、正解のない課題に対する挑戦と、大きな社会問題としての環境問題への理解を深めるための力を育んできました。作品の一部には、コロナ禍で廃棄されたアクリルパーテーションを再利用したものや、森の自然素材を使った子供たちの彫刻が含まれています。これらは、持続可能な社会を実現するための「創造する力」を体現しています。
展示内容と関連イベント
「ファンタジスタ」作品展
- - 開催日時: 2025年11月7日(金)~11月9日(日) 11:00~19:30 (最終日は17:30まで)
- - 場所: 渋谷ヒカリエ 8/COURT
- - 入場料: 無料
この作品展では、参加した子どもたちが制作した全ての作品が一堂に展示され、彼らの無限の創造力を感じることができます。多様な視点を持ち、柔軟な発想力を大切にしながら、未来を切り開くための力を育てます。
関連展示「UPCYCLE/海の生物の表現」
- - 開催日時: 2025年11月20日(木)~11月24日(月・振休) 9:30~17:00
- - 場所: 葛西臨海水族園 ガラスドーム
- - 入場料: 水族園の入園料が必要(小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料)
こちらの展示では、環境問題をテーマにした小学生の作品が紹介され、廃棄されたアクリルパーテーションを用いて制作された生き物の表現に焦点が当てられています。このような取り組みを通じて、次世代の子供たちに持続可能な社会について考えるきっかけを提供します。
教育的アプローチ
「ファンタジスタ」プログラムは、子供たちがそれぞれの好きなテーマを基に、環境問題を自分ごととして捉える能力を養うことを目的としています。「自然とのつながりを意識する教育プログラム」と「資源循環を意識する教育プログラム」の二つを統合し、子供たちが日常生活の中で身近な環境へ目を向け、自分たちの行動が未来にどのような影響を及ぼすかを理解することを目指しています。
例えば、プログラムの一つである「Poiesis」では、自然の素材だけを使用して動物の彫刻を制作。立教大学の准教授による指導のもと、自然を尊重する心を学びます。一方で、「UPCYCLE」では、不要なものを利用して新たなアートを創出する活動が行われました。これらの体験は、持続可能な未来を築くための大切なスキルとして、子供たちにとって貴重な学びの場となっています。
まとめ
このように、「ファンタジスタ」はアートと環境教育が交差する新たなプラットフォームとして、未来を担う子供たちの可能性を広げる場として機能します。ぜひ、この機会に彼らの創造的な表現を見に訪れてください。自発的な創造力を養うこのプロジェクトを通じて、未来への希望とインスピレーションが得られることを願っています。
お問い合わせ
「ファンタジスタ」事務局:
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アーツカウンシル東京広報:
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