HoloeyesとNTSが中東市場での協業を開始する新たな展開

HoloeyesとNTSが新たな挑戦

東京都港区に本社を置くHoloeyes株式会社は、アラブ首長国連邦・ドバイを拠点にするNiao Technology Solutions L.L.C（NTS）との間で、2025年8月4日に協業に関する覚書を締結しました。この覚書は、中東市場における医療分野のデジタル化を促進するための重要なステップとなります。

協業の目的と内容

HoloeyesとNTSの覚書（MoU）は、UAE及びサウジアラビアにおいて、両社がそれぞれの仮想現実ソフトウェアを共同でマーケティング、配布、販売することを内容としています。この協業により、Holoeyesが開発した医療XR技術を利用し、患者への教育や治療の支援に資する新しいサービスを提供可能になると目指しています。

大規模な医療機関に対し、Holoeyesの技術を導入することで、患者が人体の構造を直感的に理解しやすくなることが期待されます。

両社のビジョン

Holoeyesの代表取締役CEO、杉本真樹氏は、「中東の医療デジタル化におけるNTS社とのパートナーシップを結べたことを光栄に思います。Holoeyesの医療XR技術をNTS社の地域に根ざしたノウハウで活かし、医療のさらなる発展に寄与したい」とコメントしています。Holoeyesのinnovativeなツールによって、地域の医療ニーズに応え、より良い医療環境を築くことを目指します。

一方、NTSのMedhat Youssef氏は、「当社は、過去に多数の医療機関とコラボレーションしてきました。Holoeyesとの提携により、さらなる業界の進化を実現できると信じています。この協業を通じて、効率性向上や患者満足度の改善に貢献するソリューションを展開していきます」と述べています。

Niao Technology Solutionsについて

Niao Technology Solutions（NTS）は、2022年に設立され、医療機関へのデジタルソリューション提供を担当し、24年以上の経験を有しています。ネットワークを通じて、様々な企業および政府機関と連携し、ビジネスのデジタル化を推進することに特化しています。

Holoeyesについて

Holoeyesは2016年に設立され、医療現場におけるリアルな情報伝達の向上を目指し、医用画像を3Dで表示・処理するソフトウェアを提供しています。特に、医療分野向けのVRアプリや教育プログラムを展開し、2024年からは法人向けサービス「Holoeyes Biz」を開始予定です。

今回のNTSとの連携により、両社はアラブ首長国連邦及びサウジアラビアにおける医療のデジタル化を更に加速し、新しい価値の創造に向けて邁進していきます。

両社の連携は、単に製品を共に展開するだけでなく、地域の医療ニーズを理解した上で、より良いソリューションを提案し続けていくことにあります。協業がもたらす新たな可能性に期待が高まります。