牧之原市が「おいくら」と連携しリユース社会づくりへ！

牧之原市が新たなリユース事業に挑戦

静岡県牧之原市は、2025年6月25日から不要品のリユースを促進するため、株式会社マーケットエンタープライズと協定を結び、「おいくら」というリユースプラットフォームを活用したプロジェクトに着手しました。これは地域社会の廃棄物削減と循環型社会の形成を目的としています。

リユース革新の背景

牧之原市は従来から不要になった衣類の回収や海外輸出などのリユース活動を展開してきましたが、ごみ処理費用の増加や住民のリユースへの関心不足という課題に直面していました。このような背景の中、市では新たなリユース施策の導入が求められていました。一方で、マーケットエンタープライズも持続可能な社会を目指して様々なプロジェクトに取り組んでおり、リユースによる地域貢献を意識していました。

両者のニーズが合致したことで、「おいくら」を活用した今回の協力が実現しました。「おいくら」は、不要品の査定から買取までを手軽に行えるプラットフォームで、これまで130万人以上の利用者がその利便性を実感しています。

牧之原市の新たな取り組み

牧之原市での「おいくら」の導入により、リユースの利便性が大きく向上します。従来の粗大ごみの処理では、市民が自ら品物を運び出す必要がありましたが、「おいくら」を利用することで、希望すれば自宅まで訪問して物品を取り扱ってもらえる出張買取サービスが利用可能になります。これにより、大型の家電や家具など、扱いの難しい品物でも簡単に売却することができるようになります。

さらに、冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル対象製品も、状態が良ければ買取対象となります。そのため、市民は手間をかけずに不要品を適切にリユースすることが可能です。実際、買取依頼から最短で当日に取引が行えるため、スピーディな対応が求められる現代において大変便利です。

期待される成果

この取り組みでは、6月25日から牧之原市の公式ウェブサイトに「おいくら」の情報が掲載され、市民が直接不要品の査定を依頼できるようになります。このサービスにより、二次流通の活性化が期待され、自治体全体の廃棄物処理量の削減に寄与するでしょう。

市民にリユースの選択肢を広げることで、不要品の処分に対する認識も変わり、「捨てる」から「リユースする」への意識改革が進むと考えられています。これにより、廃棄物削減だけでなく、市民のリユースに対する意識向上も見込まれます。双方の視点からこのリユース活動が地域貢献につながることを目指しており、今後も官民一体となって循環型社会の実現を推進していく予定です。