ビックのAIエージェント
2025-08-29 12:29:18

K-エンタメ業界に革新をもたらすビックのAIエージェント「BIGC AI+」の誕生

K-エンタメの未来を支える「BIGC AI+」



エンターテック企業ビック(BIGC)の最新プロジェクト、AIエージェント「BIGC AI+」がK-エンタメ業界に登場しました。この革新的なプラットフォームは、アーティストと世界中のファンをより深く結びつけるための新しい試みとして注目されています。ビックは、K-POPやカルチャーコンサートを中心に、オンライン収益化を推進しており、その中でもこのAI技術の導入が大きな役割を果たすことでしょう。

AI技術の実践的応用



これまでビックは、CJ ENM、MBC、SBSなど韓国の主要メディア企業との提携を通じて、K-POPアーティストのグローバルプロジェクトを推進してきました。そして、わずか2年で224の国と地域にサービスを展開し、累計120万の会員を獲得。その中でも、80%が海外ユーザーというデータが示す通り、ビックは国際的なマーケットにも強力にアプローチしています。

ビックは、「公演産業のデジタル進化」を目指し、AI技術の研究開発に力を注いでいます。特に、2023年にはリアルタイムで12言語に対応した自動字幕生成システムを導入。これにより、同時多言語でのライブ配信が可能となり、観客の多様なニーズに応える体験が実現しました。2024年にはAIによる観客の応援コメント自動生成など、さらなる技術革新が行われる予定です。

「BIGC AI+」の画期的な機能



2025年8月に発表される「BIGC AI+」は、ビックの3年間にわたる実運用データをもとに設計されています。このエージェントはK-POPビッグデータの分析、AIライブストリーミング、AIによるアーティストメッセージングなど、ファンとのインタラクションを豊かにする多彩な機能を提供。

代表的な機能の一つは、アーティストの音声をリアルタイムで認識し、翻訳した字幕を自動生成する「AI Caption」。さらに、ファンとのチャットにおいて暴言や差別的表現などを検知する「アーティストプロテクター」も重要な機能です。これにより、安全で快適な環境を提供し、アーティストとファンの信頼関係を強化します。

このAIエージェントは、ビックと提携している各企業にSaaSおよびAPIで提供される予定であり、さまざまなサービスに統合することで、K-POPから影響を受けるエンタメ全体の体験を変えるでしょう。

未来の展望とビックのビジョン



ビックのCTOであるキム・ジョンウ氏は、「AI技術はアーティストとファンの感情的なつながりを拡張する手段である」と語っています。また、アーティストプロテクションやコンテンツキュレーション、ライブMC機能など、今後も様々な技術が追加される予定です。

ビックは、すでに200万回以上のライブ配信を通じて実証されているAI技術を活用し、2025年下半期には提携企業とのクローズドベータテストを経て、より広範な業界にAI技術を提供していく計画です。

最終的に、K-エンタメ業界全体の競争力を向上させるため、ファンゲーム、ファンプラットフォーム、グローバルコマースサービスなどとの連携を図りつつ、K-コンテンツの新たなパラダイムを示すことが期待されています。ビックが描く未来のK-エンタメ体験がどのように進化していくのか、全世界のファンが注目すること間違いありません。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: AIエージェント K-POP ビック

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。