LIFULLが兵庫県洲本市と連携し地域活性化を推進する新たな取り組み

LIFULLと兵庫県洲本市が地域活性化に向けた包括連携協定を締結

2025年5月16日、株式会社LIFULL（ライフル）は兵庫県洲本市と「地域活性化に関する包括連携協定」を締結しました。この協定は、両者が協力し、洲本市の関係人口や雇用創出、移住定住促進、空き家の利活用、さらには子育て世帯のテレワーク支援に焦点を当てたものです。

洲本市の現状と課題

洲本市は淡路島の中央部に位置し、豊かな自然や観光業で知られる地域です。しかし、最近では「消滅可能性自治体」としての指定も受けたことから、若年層が流出し、高齢化が進行しています。このため、地域の持続可能な発展に向けた労働力確保や次世代育成が急務とされています。

LIFULLの役割

LIFULLグループは、不動産関連の専門知識を基に、地域のおけるさまざまな課題に取り組んでいます。たとえば、「LIFULL HOME'S空き家バンク」を通じて空き家の活用や地域子育て層の雇用創出を図る「LIFULL FaM」など、地方創生に関わる多様な解決策を提供しています。

今回の協定を通じて、洲本市が抱えるさまざまな問題の解決に向けた連携を深めていきます。特に、移住・定住を促進し、地域課題解決に貢献する人材の採用・育成や、空き家を持続可能に活用するための取り組みが期待されています。

協力事項の概要

本協定に基づき、以下の事項に対する協力が行われます:

1. 移住・定住促進のための情報発信
2. 地域課題解決人材の採用とサポート
3. 空き家等の利活用の促進
4. 子育てと仕事の両立支援
5. 二地域居住の推進

これにより、洲本市における快適なまちづくりが進められるでしょう。

施策の第一歩

この協定に基づく最初の施策として、2025年6月より、洲本市にて子育て世帯を対象としたテレワーカー育成講座が実施される予定です。この取り組みにより、地域のニーズや課題を解決し、他の地域のモデルケースとなることが期待されています。

LIFULLのビジョン

LIFULLグループのCEOである秋庭麻衣氏は、コロナ禍を経て増えた多様な働き方に言及し、地方でも子育てと仕事を両立できる環境を整える必要性を強調しています。彼女は、全ての人にとって魅力的な地域環境が整備されることを目指すと述べています。この協定によって、LIFULLの知見と洲本市の地元魅力を組み合わせ、地域における就業機会の創出や移住を促進することで、持続可能な地域社会の形成に寄与することを目指しています。