アゴダと星野リゾートが手を組み新たな宿泊体験を提供

アゴダと星野リゾートが提携し、新たな宿泊体験を実現

デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ（Agoda）」が、日本を代表する旅館運営企業「星野リゾート」と包括的なパートナーシップを結び、星野リゾートが展開する全てのブランドの宿泊施設をアゴダ上で簡単に予約できるようになりました。この提携により、アゴダは星野リゾートの多彩な宿泊施設をまとめて検索・予約できるプラットフォームとして、観光客に新たな体験を提供します。

このパートナーシップで利用できる宿泊ブランドには、特に人気の「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO（おも）」「BEB（ベブ）」、そして新ブランド「LUCY」が含まれます。これにより旅行者は、さまざまなニーズに応じた個性豊かな宿泊先を、手軽に見つけることができます。

国内外旅行需要の拡大

近年、日本に訪れる旅行者数が増加傾向にあり、2025年上半期には宿泊施設の検索数が前年同期比35%増と予測されています。また、国内旅行でも前年同期比11%と好調を維持しており、海外からの訪日旅行需要も高まっています。アゴダのデータによれば、主な訪日旅行者は韓国、台湾、香港からの利用者が多いことがわかっています。

地域特性を活かした宿泊体験を提供する星野リゾートの特徴から、旅行者は新たな視点で日本文化に触れる機会が増えるでしょう。特に、旅行者は特定の地方都市へも脚光を浴びており、高松、松山、仙台、沖縄、札幌といった都市の検索が伸びていることが注目されています。星野リゾートはこれらの地域に多くの宿泊施設を配置しており、アゴダとの提携により、これらの地域への旅行需要にも応えることが可能です。

コメントと今後の展望

Agodaの日本カントリーディレクター、中林さとみ氏は、「星野リゾートの品質へのこだわりが、旅行者の多様なニーズに応えるアゴダの理念と共鳴しています。星野リゾートの魅力をアゴダを通じて紹介できることを非常に嬉しく思います」と期待を寄せました。

また、星野リゾートの代表である星野佳路氏も、「アゴダとの提携は旅行者に高い利便性と上質な滞在体験をもたらす新たな一歩です。アゴダの幅広い顧客に星野リゾートの魅力を伝えられることを楽しみにしています」とコメントしました。

アゴダの強みと星野リゾートの価値

アゴダは、世界中で600万軒以上の宿泊施設や旅行商品を手頃な価格で提供しており、年中無休のサポート体制も整えています。そのグローバルなネットワークと高い技術力が、旅行者にとって快適な予約体験を実現しています。星野リゾートも独自のテーマを持った宿泊施設を展開し、旅の楽しさを提案してきました。両者は連携することで、より高品質なサービスの提供を目指しています。

この提携により、アゴダは星野リゾートの持つ地域に根ざしたホスピタリティと、世界水準の旅行体験を結びつけ、旅行者に新たな価値を提供していくことが期待されます。今後も両社の連携を通じて、日本の旅がより一層魅力的になることを心待ちにしています。