AtletaとGarminのデータ連携機能がリリース
クライムファクトリー株式会社が提供する選手データとチームコミュニケーションプラットフォーム「Atleta(アトレータ)」が、陸上界で広く使用されているウェアラブルデバイス「Garmin」とのデータ連携機能をリリースしました。これにより、選手一人ひとりのトレーニングとコンディショニングを最適化する力が一層強まります。
陸上競技におけるデータの重要性
特に最近では、大学や実業団などの陸上長距離・駅伝チームにおいて、選手のパフォーマンスを引き出すために、個々のトレーニング計画がますます重要視されています。心拍数や睡眠状況、トレーニング強度といった客観データの活用は、怪我を防ぎ、効果的なトレーニングをプランニングする上で必須です。しかし、こうしたデータを日常的に収集し、チーム内で効果的に活用することには多くの課題が伴います。
Atletaの導入実績
Atletaは、豊富な導入実績を誇り、選手データの管理を容易にするだけでなく、選手とチームスタッフ間のコミュニケーションを円滑にするデジタルプラットフォームとして評価されています。これまでに数多くの長距離・駅伝チームに導入され、ナレッジの共有と情報の一元管理が可能になっています。今回のGarmin連携により、デバイスからの客観データと、Atletaに蓄積された体調や食事、ケガの情報といった主観データが同一のプラットフォーム上に集約され、データ収集が劇的に楽になると期待されています。
データ連携のメリット
AtletaとGarminの連携により、選手の負担が軽減されることが大きな利点です。これまでは手作業で記録されていた情報が自動的に反映されるため、選手自身の手入力が不要になります。また、距離やタイムだけでなく、心拍数などのデータも一目で確認することができるため、練習の負荷や運動強度の調整も容易になります。これにより、故障のリスクを減らし、安全にトレーニングを継続することが可能です。
パイロットユーザーの声
また、327在校の水戸葵陵高校陸上競技部の澤野敦監督は、Garminとの連携に関してコメントを寄せています。「従来は手入力のデータやスクリーンショットによって集めていましたが、連携によって記録が自動反映され、選手の入力負担が大幅に軽減されました。また、心拍数などのデータも確認できるようになり、練習負荷の調整がしやすくなりました」と、その効果を実感しています。
これからの取り組み
Atletaは、Garminとの連携を皮切りに、AIなどの最新技術を取り入れたデータの可視化や傾向分析、トレーニングプランの個別最適化を推進します。これは、選手の競技力向上に向けた新たな進化の第一歩です。今後の展開に注目が集まります。
会社概要
クライムファクトリー株式会社は、2024年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。主にスポーツチームの強化に向けた選手データ管理とコミュニケーションプラットフォーム『Atleta』の開発・提供を行っています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。