まん福ホールディングス、3億円の資金調達を実施
まん福ホールディングス株式会社(以下、まん福HD)が、米国のペガサス・テック・ベンチャーズをはじめとする投資家から、シリーズB Extensionラウンドで3億円を調達しました。これにより同社の資金調達額は28億円を突破しました。
資金調達の目的と今後の展開
今回調達した資金は、数年間にわたり事業を承継してきた12社への再投資や、新たな事業承継への投資に利用される予定です。このプロセスにより、年間で約110億円の連結売上を目指し、収益性の改善や事業の成長を進めていく考えです。また、従業員数も1,500人以上に達しており、今後の成長に向けた基盤が整いつつあります。
食を中心とした事業承継モデル
まん福HDは、食に特化した事業承継プラットフォームを目指しており、後継者不在の中小企業から事業を受け継ぎ、「暖簾と雇用」を守りながら新しい事業展開を行っています。既に11社の事業承継を成功させており、今後もこの取り組みを積極的に進めていく計画です。また、国内外での新たな事業承継やグループ全体としてのシナジーを創出することを目指します。
海外展開と新しいビジョン
まん福HDは、アメリカ進出にも力を入れており、2025年に「Manpuku USA, Inc.」を設立し、ニューヨークにて「OSAKANA」というテイクアウト寿司店を事業承継しました。アメリカは日本食市場が大きく、特に寿司は高い人気を誇ります。この市場において、日本の食文化を広めるために積極的に取り組んでいくことを宣言しました。
「OSAKANA」の運営は、イーストビレッジに直営店を展開し、さらには高級日系スーパーマーケット内でもビジネスを行うなど、さまざまなビジネスモデルを構築しています。今後は全米の主要都市への拡大を視野に、ブランド力と経営ノウハウを融合させることで、更なる成長を目指します。
投資家からの期待
投資家の中には、まん福HDのビジョンや理念に強く共感する方が多く、地域創生や事業承継における独自の取り組みについて強い期待が寄せられています。後継者不在の中小企業が直面する課題を解決することで、日本の食文化の維持やグローバル化を進めることが懸念材料である一方、同社の活動によって新たな光が差し込むことが期待されています。
まとめ
まん福HDは日本の食産業において、事業承継の新たなモデルを構築しながら、グローバルな展開を目指しています。今後の成長のために必要な資金を調達し、より良い未来を見据えた展開に取り組んでいます。日本食の品質を守りながら、新たな形での発展を目指すまん福HDから目が離せません。