インドネシアで眼科専門医による外来診療がスタート！DYMメディカルクリニックの取り組み

DYMメディカルクリニック　インドネシアで眼科外来診療を開始

インドネシア中央ジャカルタに本社を構えるPT DYM MEDICAL INDONESIAが、眼科専門医による外来診療をスタートしました。これは株式会社DYMが提供している医療サービスの一環として、地域の医療ニーズに応えるための取り組みです。

専門医にアクセスする難しさ

インドネシアでは、医師の数が非常に不足しており、2019年時点でのデータによれば、人口1万人に対してわずか4人しかいないとのこと。日本と比べるとその差は歴然で、医療へのアクセスが大きな課題とされています。さらに、専門医はその多くが総合病院に勤めるため、身近なクリニックには常駐していません。

そんな中、DYMメディカルクリニックが眼科専門医を雇用し、眼科の外来診療を行うことによって、地域住民が容易に専門医の診察を受けられる環境を整えました。その結果、地域の医疗アクセスが向上することが期待されます。

診療の詳細

診療は毎週水曜日と土曜日の午前9時から午後1時まで行われています。なお、医師の都合によっては変更が生じることもありますが、基本的にはこのスケジュールで運営されます。

院内には、スリットランプ（細隙灯）、眼圧検査機、眼底検査機、視力検査計など、眼科の基本的な検査機器が整っており、患者さんは多様な眼科疾患に対応した検査を受けることが可能です。

対応可能な疾患

DYMメディカルクリニックでは、結膜炎や麦粒腫（ものもらい）、ドライアイなどの一般的な眼科疾患の診断と治療が行えます。さらに、緑内障についても診断や治療が可能ですが、経過観察のためには専門病院での追加検査が必要となります。

また、小児斜視、白内障、加齢黄斑変性、網膜剥離については、診断ができるものの、治療には専門医の診察が求められます。これにより、患者様はニーズに応じた適切な医療を受けることができる環境が整っています。