SHIFTと松尾研究所、AIによるシステムの可視化サービスを共同開発
株式会社SHIFTと株式会社松尾研究所が新たな共同プロジェクトを始動しました。この取り組みは、AI技術を用いてシステムの外部仕様を可視化する「SHIFT DQS システム可視化サービス」の開発に向けたもので、企業のシステム刷新に必要な基盤を築くことを目的としています。
1. 共同開発の背景
近年、国内企業においてシステムの老朽化と複雑化が進み、運用コストの増加や、それに伴う人材不足が深刻な問題となっています。特に「2025年の崖」と呼ばれる課題が浮上しており、レガシーシステムの維持が企業の競争力を低下させる原因ともなっています。これを解決するため、SHIFTは自社独自の開発フレームワークに基づき、システムの可視化サービスを提供し、企業のモダナイゼーションを支援してきました。
2. SHIFT DQS システム可視化サービスの特長
この可視化サービスは、SHIFTが手掛けるリバースエンジニアリングの手法を用いています。具体的には、システムのソースコードをAIで解析し、設計情報を抽出します。その結果、システムの外部仕様を明確にし、理解しやすい形で提供できるようになります。また、このプロセスを通じて、開発ドキュメントを生成することも可能となり、企業の開発作業をより効率的に進めることができます。
3. 松尾研究所との協業
松尾研究所は、アカデミアを背景にした先端技術の社会実装を行っており、多くの企業と共同研究・開発の実績があります。この専門性を活かし、SHIFTのシステム可視化サービスの精度評価や向上を実施する役割を担い、AI技術の導入を促進していきます。
4. 多言語対応によるシステムの可視化
SHIFTと松尾研究所は、システム構築に使われる様々なプログラミング言語(COBOL、Java、PHP、C#など)に対応するための機能拡張を行うことも計画しています。これにより、異なる言語で開発されたシステムも対象にし、幅広い企業に対してサービスを提供できます。
5. 今後の展望
このプロジェクトを通じて、SHIFTと松尾研究所は、企業がシステムの刷新やモダン化のための取り組みを効率的に行える環境を整えていく考えです。特に、AIによる精度向上やシステムの内部・外部の両面からの可視化を実現することで、よりスムーズな開発をサポートします。
総括
SHIFTと松尾研究所が手を組んだこの新たな試みは、国内のIT業界におけるシステム開発の進化を加速させる期待がかかります。システムの複雑化が進む中で、可視化サービスが企業の競争力を取り戻すための重要なポイントとなるでしょう。今後の進捗に注目していきたいところです。