プライバシーDXの新展開
2025-01-06 13:33:21

AcompanyとKDDIが共同研究を行いプライバシーDXを推進する新たな成果発表

AcompanyとKDDIの共同研究が注目を集める



愛知県名古屋市の株式会社Acompany(アカンパニー)と東京都千代田区のKDDI株式会社が共同で進めてきた研究成果が、2025年1月に発行される『電子情報通信学会誌』に掲載されることが決まりました。この研究のテーマは「データクリーンルーム最前線」とされており、プライバシーを保護しつつデータを効果的に活用するための新しい手法が示されています。

プライバシーDXの重要性とは



デジタル社会が進展する中で、各企業が保有する個人データの量は爆発的に増加しています。これに伴い、プライバシー保護がますます重要な課題となっています。Acompanyでは、プライバシーDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、個人データを安全に活用する技術やサービスの開発に注力しています。

データクリーンルームとは?



今回の共同研究の中心となる「データクリーンルーム」とは、KDDIが独自に開発したセキュアな環境で、企業がプライバシーを守りつつデータを活用できる仕組みを指します。このデータクリーンルームでは、個人を特定できる情報が保護されているため、安心してデータ分析が行えるのです。プライバシーテックと呼ばれるこの分野の技術は、今後さらに注目が高まると予想されます。

具体的な技術の紹介



プライバシーテックの技術としては、以下のようなものがあります:

  • - Confidential Computing(秘密計算):データを暗号化した状態で分析を行う技術。
  • - 合成データ:元のデータから特定の情報を持たないデータを生成するもの。
  • - k-匿名化:個人を特定できる情報を隠す手法。

これらの技術によって、企業は法令を遵守しながら、データを活用することができるようになります。

未来への展望



また、Acompanyは2024年11月にKDDIの経営戦略本部Data&AIセンター長である木村塁氏との対談記事を発表する予定です。この対談では、企業が知っておくべき「プライバシーテック」の新たな潮流について語られる予定です。

電子情報通信学会(IEICE)について



電子情報通信学会(IEICE)は、日本の電子工学や情報技術、通信分野において代表的な学術団体です。毎月発行される『電子情報通信学会誌』では、先端技術に関する論文や特集記事が掲載されています。このような学術的な環境の中で、AcompanyとKDDIの研究が評価されたことは、両社にとって大きな嬉しい出来事です。

企業情報



Acompany概要


  • - 代表者:高橋亮祐
  • - 所在地:愛知県名古屋市西区那古野2丁目14番1号
  • - 設立:2018年6月
  • - 事業内容:プライバシーDXの実現に向けたパーソナルデータ活用クラウドやコンサルティングサービス。

KDDI概要


  • - 代表者:髙橋誠
  • - 所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目
  • - 設立:1984年
  • - 事業内容:電気通信事業

プライバシー保護が重要視される今、AcompanyとKDDIが生み出す新たな技術が、どのような未来を切り拓くのか、ますます期待が高まります。


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