栗林商船グループの次世代リーダー育成プログラム
2025年11月13日と14日の2日間、栗林商船グループは『蛍雪塾』の一環として慶應丸の内シティキャンパスと共同で『部長研修2025』を開催しました。この研修では、従業員が次世代リーダーとして成長するための様々なスキルを身につけることを目的に行われました。
蛍雪塾とは?
『蛍雪塾』は、栗林商船グループが2024年4月に創設した社内塾です。このプログラムの名称は、歴史的な故事「蛍雪の功」から着想を得ており、創業の地である北海道のイメージを結びつけています。企業の理念を理解し、未来を担うリーダーを育成することがこの塾の核心です。
研修の概要
- - 開催日時: 2025年11月13日(木)・14日(金)
- - 会場: 栗林商船株式会社 本社会議室(東京都)
- - 参加者: グループ9社から25名(平均年齢50歳、平均社歴21年)
- - 講師: 慶應MCCシニアコンサルタント 原田浩正 氏
- - 目的: 視座の形成、環境変化への対応力向上、戦略思考の強化
- - 主催: 栗林商船グループ『蛍雪塾』
研修プログラム内容
1. バックキャスティング思考法の習得
環境変化に応じた意思決定を行い、中長期的な視点から経営戦略を考えるための視座を学びました。受講生たちは、未来起点の思考法をマスターし、職場における意思決定に活かせる具体的なスキルを習得しました。
2. ネットワーク構築の促進
参加者同士の懇親会やワークショップを通じて、グループ9社間での連携が進展しました。多様な事業背景からの意見交換が進み、それぞれのテーマに基づく協働の基盤が形成されました。
3. 自社の歴史と未来をつなぐ意義
栗林商船グループの100年の歴史を振り返りながら、参加者は自社の強みや価値を自身の言葉で再認識しました。自分たちがどのように企業の未来を形作れるかを考える機会となりました。
受講者の声
参加者からは次のような感想が寄せられました。
- - 「部長として求められる視座やフレームワークを学び、戦略的な思考整理ができた。」
- - 「バックキャスティングという新しい思考法が非常に印象的で、多くの示唆を得た。」
- - 「慶應MCCの講義がわかりやすく、自分の経験と結びつけることができた。」
他にも、視野の拡大やネットワーク構築の重要性についての意見も寄せられ、研修の成果が伺えました。
今後に向けた展望
栗林商船グループは、この研修をきっかけに、管理職の能力向上やグループ間の連携強化をさらに進めていく考えです。体系的な人材育成プログラムを整備し、次世代のリーダーを育成することで、持続的な成長を実現していく方針を打ち出しています。この研修を通じて、部長層が未来を描き、その実現に向けて動き出すことで、グループ全体が一丸となって成長していくことが期待されています。