新たな仮想化協業
2025-07-31 12:13:42

NTTデータとサイバートラストが進める新たな仮想化基盤の協業について

NTTデータとサイバートラスト、仮想化基盤協業の幕開け



NTTデータとサイバートラストは、仮想化基盤「Prossione Virtualization®」の製品強化と長期サポート体制の確立を目指して、2025年7月31日より協業を開始することを発表しました。この取り組みは、現代の急速に進化するIT環境において、信頼性の高いシステムを求める声に応えるものです。

1. 協業の背景と目的



IT業界が変化する中で、企業はより効率的で安全なシステム運用を求めています。特に、自国または自社のコントロールが可能なシステムを構築する「システム主権の確保」が、経済安全保障の観点から重要視されています。NTTデータは1,000以上の異なる業界へのOSS適用実績を持ち、仮想化基盤の運用ノウハウを活かして、新たにKVMを利用した「Prossione Virtualization」サービスを開発し、市場のニーズに応えています。

一方、サイバートラストは、AlmaLinuxなどのLinuxディストリビューションを中心に、OSSに関する専門知識と、長期的なセキュリティ対応に強みを持っています。この両社の長所を掛け合わせることで、さらなる製品改良と質の高いサポートを実現することが目指されています。

2. 協業の概要



本負荷な協業の中で、NTTデータは「Prossione Virtualization」の製品開発やサービス提供を行い、サイバートラストはOSSやセキュリティに関する技術支援を担当することとなります。これにより、両社は互いの特性を活かして、製品の強化を図り、国内企業へのより充実したサポート体制を構築する予定です。

3. NTTデータとサイバートラストの役割分担



  • - NTTデータの役割
- Prossione Virtualizationの製品開発とサービス提供
- サイバートラストからの技術やノウハウを活用した製品の質の向上

  • - サイバートラストの役割
- OSSに関する技術やノウハウの提供
- セキュリティ技術の実装

4. 新サービスの展望



2025年の秋には、「Prossione Virtualizationサブスクリプション with AlmaLinux」が誕生し、サイバートラストの支援によりAlmaLinuxがサポートOSとして位置づけられます。この新サブスクリプションは、利用者がシステム運用を行う上でのさらなる利便性を提供することが期待されています。

また、2026年の春に、これまでの取り組みを基にした新たな「Prossione Virtualization」がリリースされる見込みで、機能の持続的な拡充も予定しています。

5. 企業情報


  • - NTTデータ株式会社:東京都江東区豊洲に本社を構え、ITコンサルティング、システム開発、クラウド構築に特化した企業です。詳細はその公式ウェブサイトをご覧ください。
  • - サイバートラスト株式会社:東京都港区赤坂に本社を持ち、OSSのサポートやIoT基盤技術、AlmaLinux関連サービスを提供しています。詳細はその公式ウェブサイトをご確認ください。

この協業は、仮想化技術の未来を見据えた重要なステップであり、多くの企業にとって価値あるソリューションと成り得るでしょう。


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