AIアニメで怪談
2025-09-08 16:20:56

小泉八雲の怪談がAIアニメで蘇る!新シリーズのスタート

小泉八雲のアイデンティティを映像で再生



2025年10月2日(木)、山陰中央テレビジョン(TSK)にて放送される『小泉八雲のKWAIDANの世界』は、怪談の巨星小泉八雲の作品を基にした最先端技術を駆使したアニメーション番組です。本番組では、AIを駆使した制作手法を導入し、同じ物語を異なるスタイルで楽しめる革新的な作品となっています。

番組の特色と制作背景



DLE(株式会社ディー・エル・イー)とTSKは共同でこのプロジェクトに取り組んできました。島根県松江市に居住し、日本の怪談文学の先駆者である小泉八雲の作品を現代の視点で再解釈しています。番組では、オリジナルキャラクターを自社デザインし、アニメルック版では一般的な2Dアニメーションとして表現。一方、実写ルック版ではAIによるフォトリアルな表現を用いて、怪談の恐怖感をさらに際立たせています。この二つの映像スタイルは、視聴者に異なる視覚的体験を提供することで、『KWAIDAN』の幻想的かつ不気味な世界をより深く味わえる制作方法となっています。

監督は、日本のユニークな映像作家FROGMANが担当。彼は「秘密結社 鷹の爪」など、独創的な作品で知られています。また、アニメーションはDLEのOBETA AI STUDIOが行っており、AI技術を駆使した新たな映像美が生み出されています。

主題歌のナビゲーションキャラクター「紺霞」(こんか)のデザインは、松江市出身の漫画家いずみせら氏によるもので、声優には松江観光大使としても活躍する茶風林氏や、人気作品に出演する伊藤美紀氏などが参加しています。

制作発表会と地域とのつながり



放送前の9月6日(土)、松江市の月照寺にて制作発表会が行われ、DLEとTSKの代表が登壇しました。この場で番組の制作と放送が決定したことが発表され、ティザーPVも公開されました。また、茶風林氏によるビデオメッセージも紹介され、観客の期待感を高めました。

さらに、2025年11月8日(土)から12月14日(日)までの期間、月照寺でのライトアップイベント『夜に描くKWAIDANと灯り』の実施も発表されました。このイベントでは紅葉が美しい境内を怪しく照らし、八雲の怪談の世界を体感できる内容になっています。

地方の挑戦とAIの可能性



TSKの田部社長は、「NHKの朝ドラ『ばけばけ』に触発され、この企画が始まりました。アニメルック版と実写ルック版の両方の魅力を体験できるのは画期的です」と述べ、地方テレビ局でもこのような大胆な試みができることへの期待を語りました。

一方、監督のFROGMANは、小泉八雲の日本文化への貢献を評価し、今の時代に薄れている日本の文化をこの作品を通じて再認識してほしいと考えています。AI技術の導入により、これまでにない映像表現が可能になり、地方の文化を世界に発信できる新たな挑戦が始まろうとしています。

まとめ



『小泉八雲のKWAIDANの世界』は、伝えられてきた怪談の数々を新しいフォーマットで再生し、他にはない視覚的な体験を提供する番組です。放送開始まで期待が高まっており、視聴者がどのように反応するのか、非常に楽しみです。


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