Miraise DEMO DAY #3 開催レポート
2024年5月27日、渋谷のインキュベーション施設「GOLDEN EGG」にて、ベンチャーキャピタルのミレイズが主催する「Miraise DEMO DAY #3」が開催されました。このイベントは、シード期スタートアップを支援するというミレイズのビジョンのもと、LP(Limited Partner)投資家を対象にした独自のピッチイベントです。
イベントの趣旨と目的
「Miraise DEMO DAY」は、スタートアップが自社のプロダクトやビジョンを投資家にプレゼンし、その場でインタラクティブな対話が行われる形式を取っています。今回で3回目となるこのイベントでは、ミレイズが支援する4社のスタートアップが登壇し、それぞれの事業の進捗や将来の展望を語りました。何より、このような機会を通じて、起業家たちは新たな気づきを得て、モチベーションを高めることができる貴重なチャンスとなりました。
登壇したスタートアップ
1.
株式会社Zenmetry(代表取締役:長友 好江氏)は、AIタスク実行エージェントを提供し、知的労働者の生産性を向上させることを目指しています。彼らのアプローチは、働き方の変革に寄与するものであり、参加者に大きな関心を集めました。公式サイト:
zenmetry.net
2.
株式会社ケアリンク(代表取締役:根本 雅文氏)は、介護・福祉業界の人材不足解決を目的に、オンラインでの単発バイトマッチングサービスを提供しています。これにより、施設と働く個人のマッチングがスムーズに行われています。公式サイト:
care-link.co.jp
3.
株式会社ジザイエ(代表取締役:中川 純希氏)の「JIZAIPAD」は、高効率のAI映像圧縮技術を活用して遠隔での重機操作を支援し、建設現場の効率化を図るプラットフォームです。公式サイト:
jizaie.co.jp
4.
株式会社datagusto(CEO:麻緒 パー氏)は、AIエージェントの失敗を防ぐためのガバナンス層を提供。「データによるリアルタイム評価と自動修正」によって、AIエージェントの運用を安定化させることを目指しています。公式サイト:
datagusto.ai
インタラクティブな対話
イベントでは、参加した投資家たちが登壇企業のプロダクトやアイデアに対し、積極的に質問を投げかける姿が見られました。特に、ある投資家は「日本ならではのアプローチに出会えたことが嬉しい」と語り、AIという分野での日本の独自性を強調しました。また、他の投資家も「社内での意見交換を行い、プロダクトへの関心を更に深めたい」と話していました。
起業家からの反応
登壇した起業家たちからも、ミレイズの支援に対する感謝の言葉が相次ぎました。ある企業の代表は、「ミレイズからのフィードバックが非常に役立った」と感想を述べ、今回の出会いがさらなる事業連携へのステップになることを期待しています。また、ピッチ資料の準備を進める中で「誰にどう伝えるか」を見直す良い機会になったとも述べており、今後のメッセージ設計に活かしていく方針を示しました。
今後の展望
ミレイズは今後も、国内外でのスタートアップ支援をさらに拡大していく方針です。代表の岩田真一氏は、「グローバル展開を目指す企業や、日本市場への参入を狙う海外チームへの投資を強化することが、これからの重要なテーマです」と語っています。
Miraise DEMO DAY #3は、参加者にとって価値ある交流の場となり、スタートアップ界隈にとってもさらなる発展を促すきっかけとなったことでしょう。このようなイベントが、今後も活発に行われることを期待しています。