重松清 最初で最後の特別教室
2025年10月20日(月)、早稲田大学の大隈講堂で、作家・重松清先生による特別教室『それでも僕らは、ことばでつながっている』が一夜限り開催されます。このイベントは、重松先生が大学の教員生活の最後となる節目を祝うものであり、学生や卒業生、一般参加者、小中高生など、どなたでも参加できるオープンな内容となっています。
「早稲田」と重松先生の思い出
重松先生はこの講義の中で、自身の学生時代や青春時代の経験、執筆活動について語ります。特に、早稲田大学で教員生活を送ってきた中での忘れられない出会いや出来事について、これまで詳細に語られることがなかったエピソードも披露される予定です。早稲田での貴重な経験を通じて、学生たちがどのように成長していったのかを知る貴重な機会となるでしょう。
ことばの力を考える
講義の中心テーマは「ことば」の持つ力です。重松先生は、自身の代表作『きよしこ』を通じて、言葉がいかに人と人をつなぐのかを深く考察します。日常生活における会話やSNSでのやり取りなど、様々な場面での「ことば」の存在についても触れ、コロナ禍で感じた分断がもたらした影響についても考えを深める時間となるでしょう。
コロナの影響で人とのつながりが希薄になってしまった時代だからこそ、言葉の持つ力について見直すことが求められています。イベントでは、参加者自身の「ことば」との出会いについても考えてもらえるような構成が期待されます。
重松先生のラストメッセージ
特別教室の最後には、重松先生からの「ラストメッセージ」の時間が設けられています。早稲田大学での最後の講義で、先生がどのような思いを込めて言葉を届けるのか、ぜひ耳を傾けてみてください。重松作品を愛するすべての人が参加できるこの機会を逃す手はありません。
参加方法
イベントは、定員1,100名の先着順での申込となっています。申し込みは9月20日より開始されますので、早めの申し込みをおすすめします。参加者は、事前に重松先生への質問を受付ける機会も設けられており、実際に講演内でいくつかの質問が先生の口を通じて紹介される予定です。参加者同士の距離を縮めるための素敵な試みにも期待が高まります。
『きよしこ』を題材にした話題提供の時間もありますので、事前にお読みいただくことをお勧めします。一夜限りの特別な教室で、共に「ことば」について新たな発見をしてみませんか?重松清先生の特別教室でお待ちしています。