シンガポールの新拠点
2026-06-02 13:49:02

シンガポールに細胞処理センター・保管センターが完成、東南アジア展開加速へ

シンガポールに細胞処理センター・保管センターが開設



株式会社ステムセル研究所は、シンガポールに新たに細胞処理センターと細胞保管センターを完成させました。これは、同社が展開する細胞バンク事業の新たな拠点となります。

東南アジア進出の背景とは


近年、東南アジアにおいてさい帯血バンキング市場が急成長しています。2024年には約3.16億米ドルとされていた市場規模が2032年には約10.9億米ドルに達する見込みで、年平均成長率は約16.8%に達すると予測されています。その背景には、幹細胞治療への関心の高まりや、予防医療への意識の向上、さらには中間層の拡大に伴う所得水準の上昇が影響しています。

ステムセル研究所は、日本国内において99%の市場シェアを誇り、これまでの実績をもとに東南アジア市場への進出を目指しています。シンガポールはこの展開において重要な拠点と位置付けられており、高い医療水準、安定した規制環境、そして国際的な医療ハブとしての優位性が強みです。今後はインドネシアやベトナムなど、周辺国への事業拡大も視野に入れています。

新センターの概要


細胞処理センターと細胞保管センターが位置するのは、シンガポールのMapletree Hi-Tech Park内にあるグリーンマーク認証のビルです。施設面積は約450㎡で、最新の医療インフラを備えた環境にあります。この施設は、研究開発や先端医療関連の事業と強い親和性を持っており、周囲には日系企業を含む先端企業が集まっています。

センターは、日本で培った品質管理体制に基づいて設計されており、以下の高度な設備が整っています。
  • - クリーンルームの設置:ISO基準に準拠したクリーンルームを設け、微生物と微粒子の管理に高い基準を確保。
  • - 24時間体制での環境モニタリング:温度、湿度、液体窒素の残量を常時監視。
  • - データ管理システムの強化:日本国内のセンターでも導入しているSMARTDAC+®を使用し、施設内のモニタリングとトレーサビリティ管理を徹底。
  • - BCP対応設計:自家発電設備、電源バックアップ、防火体制を含む、BCP(事業継続計画)に対応した設計が施されています。

今回のセンター完成により、ステムセル研究所は現地での運営体制を整え、シンガポール保健省に申請中のライセンスを取得後、いよいよ事業を開始する計画です。

会社概要


ステムセル研究所は1999年に設立され、主に再生医療や細胞治療を目的とした細胞バンク事業を展開しています。コーポレートスローガンは「新しい命に新しい医療の選択肢を」であり、産婦人科施設との強固なネットワークを活かして事業を推進しています。

会社情報


  • - 設立年月日 : 1999年8月5日(東証グロース上場:7096)
  • - 資本金 : 7億480万円
  • - 代表取締役社長 : 清水 崇文
  • - 本社 : 東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル2階
  • - TEL/ホームページ : 03-6811-3230 / 公式サイト

今後も広がる東南アジア市場において、ステムセル研究所はさらなる成長を目指していることでしょう。


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