愛媛県東温市で母子手帳アプリと健診デジタル問診票の連携開始！

愛媛県東温市での画期的な子育て支援

愛媛県の東温市が、母子手帳アプリ「mila-e（ミライー）」と乳幼児健診デジタル問診票サービス「mila-e 健診」の連携を開始することが発表されました。この取り組みは四国地方としては初の試みであり、2025年3月からの運用が予定されています。子育て世代への便利なサービスを提供し、地域全体での支援を強化することが目的です。

導入の背景

東温市では、これまでにも様々な子育て支援事業に取り組んできましたが、さらに効果的に妊娠期から子育て家庭へのサービスを提供するため、「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用して本プロジェクトが立ち上げられました。三つの新サービス、すなわち「mila-e おやこ手帳」、「mila-e 健診」、そして「mila-e予約」が導入され、利用者は自治体からの便利な情報を一元的に受け取ることができるようになります。

例えば、子どもとの健診や教室の予約がスマートフォン一つで完結できるため、忙しい子育て家庭に対して大きな助けとなることでしょう。これにより、従来の手書きの問診票や電話予約という負担が解消され、よりスムーズなサービス利用が可能になります。

各サービスの詳細

mila-e おやこ手帳

「mila-e おやこ手帳」では、月齢や年齢に応じた最新の情報を受け取ることができる機能があります。また、予防接種のスケジュール管理を支援するAI機能も搭載されており、成長記録を電子的に管理することも可能です。これにより、利用者は一目で情報を確認でき、育児に関する不安を軽減することができます。

mila-e 健診

「mila-e 健診」では、1歳6か月児健康診査や3歳児健康診査などの際に、スマホから簡単にデジタル問診票を提出できます。これにより、紙の根本的な手間を省くことができ、効率的に健康状態を管理することが可能になります。

mila-e 予約

「mila-e 予約」機能では、妊婦面談や乳幼児相談などのオンライン予約ができ、煩雑な手続きが簡素化されます。これにより、親たちのストレスを軽減し、より多くの家庭が必要なサポートを受けやすくなります。

まとめ

愛媛県東温市のこの取り組みは、地域社会の子育て支援を一層強化するものであり、今後の運用に大きな期待が寄せられています。市長の加藤章氏は、「小さくてもキラリと光る住んでみたい町を目指して、妊娠期から子育て期に支援を持続的に行っていきます」と述べており、子どもたちが笑顔で成長できる環境づくりが進められています。このように、子育て世代に向けた新たなデジタルサービスの導入が、愛媛の地域づくりに新たな風吹き込むことでしょう。