HANARIAの受賞
2025-05-23 17:10:24

国内初の水素燃料旅客船HANARIAがシップ・オブ・ザ・イヤー2024を受賞

国内初の水素燃料旅客船「HANARIA」が栄誉を得る!



商船三井テクノトレード株式会社の新たな艦船、HANARIA(ハナリア)が、この度「シップ・オブ・ザ・イヤー2024」に選出されました。この受賞は、国内で初めて水素燃料を使った旅客船の成果として、特に注目されるものです。シップ・オブ・ザ・イヤーは、公益社団法人日本船舶海洋工学会が1990年から続けており、その年の優れた船舶や海洋構造物を評価する権威ある賞です。

HANARIAは、水素燃料電池、リチウムイオンバッテリー、バイオディーゼル発電機の3つの異なる電源を備えたハイブリッド船です。この組み合わせにより、ゼロエミッション航行が実現され、環境への負荷を大幅に削減することが可能となっています。また、バイオディーゼル発電機も搭載されており、持続可能な社会を目指す上での重要な技術的進歩と評価されています。

同社の過去の受賞歴にも触れておくと、2023年にはウインドチャレンジャー搭載の石炭輸送船「松風丸」と、日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」が同時に受賞されており、今年の大賞は8度目の栄誉となります。こうした背景からも、商船三井グループが展開する海運事業の技術力と環境への配慮が実を結んでいることが伺えます。

商船三井は、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指す「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」を掲げ、様々な地球環境への負荷を軽減するための取り組みを進めています。風力の利用やクリーンな代替燃料の導入など、徹底した環境意識を持っている彼らは、今後も持続可能な社会の実現に貢献していくでしょう。

HANARIAの航行開始によって、旅行者に新しい体験を提供するとともに、環境に優しい海の旅を支えることが期待されています。商船三井は、長年蓄積した経験と専門知識を活用し、海運のみならずあらゆる社会インフラ事業や技術・サービスの展開を図り、幅広い顧客ニーズに応えようとしています。これからの時代において、彼らの果たす役割はますます重要になるでしょう。

HANARIAの発展が、私たちに与える未来の可能性について、ますます関心が高まります。この画期的な旅客船が、どのようにして日本の海運業界を変革し、より良い環境を作り出していくのか、その行く先を見守りたいと思います。環境に配慮した移動手段が普及することで、人々の生活の質が向上することを楽しみにしています。


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