ファンケルスマイルが開催した「職場参観デー」
2026年4月24日、株式会社ファンケルの特例子会社である株式会社ファンケルスマイルが、「障がいのある社員の職場参観デー(保護者会)」を催しました。このイベントの目的は、障がいのある社員が日々どのように働いているのかを保護者や関係者が直接見て、企業と家庭が協力しながら社員の成長をサポートすることです。
当日は38名の保護者や関係者が参加し、企業の取り組みについての説明や、社員との交流、職場見学などが行われました。近年、障がい者雇用が拡大する中、「職場定着」「成長機会」などの質の向上が課題とされており、これに応える形でファンケルスマイルは取り組みを強化しています。
社長からのメッセージ
イベントの冒頭では、ファンケルスマイルの代表取締役社長である齋藤潤氏が挨拶をしました。齋藤氏は、1999年に会社が設立された背景と「障がいのある方が安心して働ける環境を整えたい」という創業者の想いを強調しました。そして、現在の障がい者雇用の状況について「ただ雇用数が増加しただけではなく、実際に働き続けられるか、新たに成長できるかを考えなければならない」と語りました。
齋藤氏は、今後の企業の目指す姿として「単に雇用の場を提供するだけではなく、一人ひとりがやりがいを持ち、自分の能力を最大限に引き出せる環境を整えること」を挙げました。これに対し、家族の不安を解消し、安心して仕事を任せられる企業であり続けたいと述べました。さらに、具体的な取り組みとして、業務の標準化、新たな業務分野への挑戦、人材育成支援などを進めていることが紹介されました。
会社概要の紹介
次に、事業推進部の部長である矢沢津和野氏が会社の概要を説明しました。ファンケルスマイルは、日本国内に7つの拠点を持ち、94名の障がいを持つ社員が様々な業務をこなしています。そして、ファンケルグループ全体の障がい者雇用率は法定雇用率を大幅に上回る4.38%です。
彼は、化粧品や健康食品のサンプル作りから、製菓製造、物流支援、さらには社内業務のサポートに至るまで、事業活動を支える多様な役割についても言及しました。また、資格取得を支援する活動や、社員の成長を促進する社内活動についても語りました。
支援スタッフの紹介
その後、日々社員を支えている支援スタッフが登壇し、自らの業務内容や社員に対するサポートの仕組みを説明しました。一人ひとりのスタッフが、自身の役割を明確にし、実際にどのようにして社員と関わっているかを紹介することで、参加した保護者たちは安心感を得ることができました。日常的に行われる細やかなサポートの大切さと、スタッフと社員の信頼関係の構築には、具体的なエピソードが多く語られました。
職場見学での直接体験
職場見学では、社員たちが実際に業務を遂行している様子を間近で観察しました。社員自身が自ら担当業務を説明し、化粧品やサプリメントのサンプルを的確に作成する様子や、製菓製造などの工程も披露されました。これに対し、親たちは熱心に耳を傾け、社員たちが自らの成長を語る姿を真剣な表情で見守っていました。
懇親会での交流
懇親会では、保護者と支援スタッフが交流し、質疑応答の時間が設けられました。保護者からは、日々の業務内容やサポート体制、今後の成長機会に関する質問が相次ぎ、丁寧な回答が得られました。参加者の中には「職場の雰囲気を直接体感できて良かった」「働く環境について詳しく知ることができ安心した」との感想が寄せられました。
このように、「職場参観デー」は企業と家族の絆を深める価値ある取り組みとなり、障がいのある社員の支援活動を強化する一助となりました。ファンケルスマイルは、今後も障がい者雇用の質の向上に寄与していくことでしょう。