自然と融合した循環型農業を体験できるホテルコンチネンタル府中

循環型農業の魅力を体感できるホテル

東京都府中市に位置するホテルコンチネンタル府中は、直営の農場「東北牧場」と連携し、持続可能な農業と食の楽しさを追求しています。2024年12月13日にNHK「おはよう日本」で紹介されたこの取り組みは、単なる宿泊施設を超え、訪れる人々に特別な食体験を提供しています。

東北牧場の魅力

青森にある「東北牧場」は、1917年に設立された歴史を持ち、サラブレッドを専門とした牧場として知られています。1987年以降は、サラブレッドの堆肥を活用し、無農薬・無化学肥料による循環型農業に徐々にシフトしました。この農場の広さは約100ヘクタールで、東京ドーム約21個分に相当します。そこでは、旬の野菜やハーブ、米、果物、そして平飼い卵が手に入ります。

「東北牧場」では、馬房の敷き草やサラブレッドの糞尿を集めて半年以上熟成させた堆肥を用いています。このプロセスによって生まれる無農薬の食材は、東北牧場のブランドとして高く評価されています。特に、一日にわずか200個ほどしか出荷されないブランド卵は、残留農薬ゼロが証明されており、贅沢な食材としてお客様に提供されています。これらは、ホテル内のレストランに直送され、旬に応じた約100種類の食材がダイニングで味わえます。

食体験の新たなステージ

ホテルコンチネンタル府中は、食体験を通じて「ガストロノミーツーリズム」に挑戦しています。館内の直営レストランでは、青森の自然が育む食材を活かした料理が楽しめます。

バイキングレストラン「東北牧場」

このレストランでは、東北牧場の食材をふんだんに使用したオールタイムバイキングが展開されており、特にブランド卵を用いた至極の卵かけご飯や実演から提供されるフレンチトースト、スクランブルエッグ等が人気です。デザートには、野草を活用したゼリーやシフォンケーキなど、見た目にも楽しい品々が揃っています。

オールデイダイニング「レストランコルト」

コース料理からカフェメニューまで多彩に楽しめるレストランコルトでは、東北牧場の食材を使ったアフタヌーンティーを満喫できます。香り高い野草と木の実を使用した特製スイーツは、訪れた人々に夢のようなひとときを提供します。

未来を見据えた取り組み

このように、ホテルコンチネンタル府中と東北牧場は、食材の生産地と消費地を結ぶ経済循環を保つことで、地域活性化にも一役買っています。青森の自然が生み出す高品質な食材を東京で楽しむことができ、またその対価が青森に還元される仕組みは、「三方よし」のビジネスモデルを実現しています。これにより雇用創出や持続可能な農業経営が可能となります。

最後に

ホテルコンチネンタル府中では、今後もこの環境に配慮した取り組みを継続し続け、自然と共生する魅力をお客様にお届けしていく所存です。この特別な食体験を通じて、多くの人々に青森の美味しさと農業の可能性を伝えていくことを目指しています。私たちの理念、「100年後も農業が続けられる形」を共に実現していきましょう。美味しい食とサステナブルな未来が待っています。