山九が目指すカーボンニュートラル実現に向けたEV導入支援
株式会社モーションは、みずほリース及びみずほオートリースと共に、山九株式会社が掲げるCO2排出量削減の目標を達成するために連携を開始しました。この連携により、山九は2030年度に2020年度比で42%の排出削減、そして2050年度には実質的なカーボンニュートラルの実現を目指しています。特に、環境性能の高いゼロ・エミッションビークル(ZEV)の導入支援を行う第一弾として、EV導入支援のコンサルティングサービスが提供されました。
この取り組みは、みずほリースとみずほオートリースの深い専門知識と、モーションの高度な最適化技術を組み合わせたものです。EV導入にあたって直面するコストの最適化や環境に与える影響の可視化が可能となります。本サービスを活かし、山九のEVシフトを促進し、物流領域での脱炭素化をさらに加速させていく方針です。
各社からのメッセージ
山九株式会社の声
山九株式会社では、首都圏の4つの支店で運用している66台の乗用車に対して、今回のコンサルティングサービスを受けました。従来は手書きで運行日誌を管理していたため、詳細な分析が難しかったが、今回のサービスにより、日毎の走行距離や事業所ごとの稼働状況を明確に可視化。これにより、保有車両の稼働状態がより明確になり、新たなコスト削減のヒントを見つけることができました。
加えて、データに基づいたEV車種や充電方法のアドバイスは、走行距離や充電時間に対する不安感を軽減し、EVへの切替を計画的に進める起点となりました。今後も車両運用の最適化とカーボンニュートラル施策を進めながら、気候変動問題解決にも寄与していきます。
みずほオートリース株式会社の声
みずほオートリースは、みずほフィナンシャルグループの一員として、自動車業界における業務の合理化に取り組んでいます。モビリティサービスの多様な分野の進展に応じ、EV充電カードの活用促進や充電ネットワークの拡充を重点的に推進し、2050年のカーボンニュートラルを実現するための立場を取り続けています。
「サステナブルな社会のクリエイター」として、企業の事業課題や社会的な問題解決に貢献し、お客様の満足度向上を目指しています。
株式会社モーションの役割
モーションは、車両稼働データと統計学に基づく最適化技術を駆使し、企業や自治体のEV導入支援を行っています。みずほリースグループの持つ「サステナブルな社会のクリエイター」のビジョンに共鳴し、様々な企業のEV導入における支援に努めています。
特に「Optiev EVシフト支援サービス」を通じて、車両の稼働状況や走行距離の分析を行い、EV車両の選定や充電計画の策定、さらにはガソリン車とのコスト比較を行い効果の可視化を支援しています。
今後はみずほオートリースが展開予定のクラウド型車両管理サービスに、モーションの管理プラットフォーム「FLEETWORKS」を活用し、デジタル化と効率化を進める計画です。また、既にEVを導入している企業や自治体に向けては、充電運用の最適化を実現する「Optiev Web Service」の連携を考えています。
モーションは今後も多様な企業との連携を強化し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていくことで、ムリ・ムダ・ムラの解消に貢献していきます。
サービス概要
この取り組みでは対象車両の稼働状況や走行距離の分析が行われ、最適なEVの提案がなされます。具体的には、充電時の電力消費量の見積もりやスケジュールの策定、さらにはEVとガソリン車のコスト及びCO₂排出量の比較を行い、導入効果が可視化されます。
このように、EV導入支援の取り組みは、企業にとって持続可能な未来を切り開く重要な一歩となります。今後の動向に注目です。