インクルーシブ教育講演会
2025-06-03 09:47:53

自閉スペクトラム症の子どもたちとインクルーシブ教育を考える記念講演

自閉スペクトラム症の子どもたちとインクルーシブ教育を考える記念講演



NPO法人東京都自閉症協会が主催する総会記念講演会「インクルーシブ教育がめざすもの~特別支援教育と不登校支援のアプローチから」が2025年6月15日(日)に開催されます。この講演会は自閉スペクトラム症を持つ子どもたちにとって、快適で適切な学びの場を確保しようとする取り組みの一環です。

インクルーシブ教育の意義とは?



近年、国連の勧告に基づき、インクルーシブ教育への関心が急速に高まっています。インクルーシブ教育の理念は、「すべての子どもが一緒に学ぶ権利を持つ」という考え方ですが、その実現に向けては「支援学校や支援学級は不要」といった意見も聞かれます。しかし本当にそうでしょうか?

自閉スペクトラム症を持つ子どもたちの中には、通常の学級環境が適さない場合があります。感覚過敏や特性によって、落ち着いた環境や小規模な集団を求める子も多いのです。残念ながら、通常学級が厳しい環境となり、不登校になるケースも増えています。そんな中で特別支援教室や自閉症・情緒障害学級は、彼らにとっての重要な学びの場と言えます。

基調講演と参加者のご紹介



基調講演には、特別支援教育の第一人者である宮﨑英憲先生(東洋大学名誉教授・特別支援教育推進連盟参与)が登壇します。また、調布市で特別支援学級の指導教諭を務め、豊富な実績を持つ土方恒徳先生もパネリストとして参加します。お二人からは、自閉スペクトラム症の分野における具体的な支援や、教育現場での実情についてお話を伺うことができます。

さらに、後半はパネルディスカッションを予定しており、特別支援教育の現場からの洞察や、すべての子どもが自分らしく学べる場所の未来について検討します。

開催概要



  • - 日時: 2025年6月15日(日) 13:00~15:30
(13:00~14:00 基調講演、14:10~パネリスト講演とパネルディスカッション)
  • - 参加費:
- 東京都自閉症協会会員: 無料
- 他府県自閉症協会会員: 550円
- その他: 1,100円 (システム利用料込)
  • - 会場: 福祉財団ビル7階大会議室
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目43−11
(JR山手線: 大塚駅より徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線: 新大塚駅より7分)
  • - 定員: 在席50名/オンライン100名
  • - 締切: 6月10日(火)
  • - 申し込み方法:
こちらからお申し込み
またはメールにてautism@bz04.plala.or.jp

参加は会場とオンラインのハイブリッド形式が選べます。インクルーシブ教育に関する理解を深める絶好の機会です。多様な学びの重要性を共に考え、未来へつなげていきましょう。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 自閉症 インクルーシブ教育 特別支援教育

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。