吉本興業が北米のエンターテインメント業界誌「Realscreen」において、番組フォーマット部門で世界のトップ10に選出されるという快挙を達成しました。このランキングは毎年選ばれるもので、ドキュメンタリーやリアリティーショー、バラエティ番組など、国際的に活躍する制作会社が対象です。吉本興業はアジア企業として唯一選出されたことから、特に注目が集まっています。
今回の選出について、吉本興業が展開する人気番組フォーマットが評価されました。特に、世界23カ国で現地版が制作されている『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』や、バニジェイ・エンターテインメントとの提携で展開される『絶対に笑ってはいけない』、千原ジュニアの『座王』など、日本のユーモアを世界に発信する努力が果たしていることが明らかになりました。
『ドキュメンタル』は、ダウンタウンの松本人志が手掛けた企画で、2016年にPrime Videoで配信が開始され、以降メキシコやドイツ、イタリアなどでの成功を収めています。特に、ドイツ版『ドキュメンタル』は、世界のPrime Videoで視聴されたオリジナル作品の週間ランキングで堂々の1位を獲得しました。このシンプルなコンセプト「相手を笑わせたいが、自分は笑ってはいけない」という設定は、国境や言語を超えて多くの人々に愛されているのです。
また、『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE』も大きな注目を集めています。この番組はシーズン2がアジア・テレビジョン・アワードで優秀賞を受賞し、さらには2024年にカンヌで開催されるMIPCOM CANNESにおいて、国際フォーマットアワードのベスト・コメディ・フォーマット部門を受賞するなど、海外での評価も非常に高いです。特にポルトガル版は、すでにシーズン5が放送されるほどの人気を誇り、スペインでの放送も待たれています。
吉本興業は、今後も様々な番組フォーマットを世界に展開していく方針です。最近では、2023年のBSよしもとで放送された『World HOMERUN Factory~目指せ世界のヒットメーカー~』内の企画『100択 THE ガマン』がアメリカ版の開発が進められるなど、期待が高まっています。さらに、長寿番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』から派生した『絶対に笑ってはいけない』の国際展開も着々と進行中。
海外市場での需要が高まる中、吉本興業はただの制作会社ではなく、日本のエンタメ文化を世界に届ける重要な役割を果たしていると言えるでしょう。今後のさらなる活動や新しい展開に、私たちの期待も高まります。吉本興業の挑戦を通じて、日本の笑いが世界中に広がることを願っています。