大河紀の個展『食卓』が開催、異物との出会いで新たな自己を探るアートの旅へ

大河紀の個展『食卓』とは

東京都港区南青山に位置するYUGEN Galleryで、2025年10月25日（土）から11月16日（日）にかけて、アーティストの大河紀による個展『食卓』が開催されます。この展覧会では、約30点の新作を通じて、異なる価値観との出会いが自己形成に与える影響を表現しています。

アーティスト・大河紀の歩み

大河紀は1991年に岡山県で生まれ、多摩美術大学でグラフィックデザインを学んだ後、2019年からアーティストとしての道を歩み始めました。これまでに、雑誌や広告、ハイブランドとのコラボレーションを通じて数多くの映像制作やビジュアルデザインに携わってきました。最新の仕事では、イタリアの高級ブランド【ミュウミュウ】のイベントや、大阪・関西万博の壁画制作などでも注目されています。

異物との出会いをテーマにした作品群

『食卓』というタイトルが示すように、本展は私たちの日常生活で味わう多様な価値観や文化との接触から生まれる新たな自己像を探求しています。展示される作品は、アブストラクトペインティングの手法を取り入れ、浮世絵の影響を受けた独自のスタイルで表現されており、見る者の価値観を揺さぶります。

大河は、異なる時間や風景を一つの画面に混ぜ合わせ、静かにそして力強く立ち込める躍動感を描き出しています。異物との出会いによる恐怖や違和感を受け入れることで、新たな価値観が生まれるとし、そのプロセスを通じてアイデンティティを再形成する様子が描かれています。

会場で感じるアートの魅力

本展は11月29日から福岡のYUGEN Gallery FUKUOKAでも巡回する予定で、アートファンには見逃せないイベントです。ギャラリーは平日は午後1時から午後7時まで、土日祝日は午後1時から午後8時まで開館しており、最終日のみ午後5時に終了するため、入場は閉館の30分前まで可能です。また、展示は会期中無休で行われているため、都合の良い日を見つけてぜひ訪れてみてください。

心に響くアートの数々が待っている『食卓』展。新しい価値観との出会いを通し、自分自身を再発見する旅に出ましょう。