R・シュトラウス《アラベッラ》の上映に注目!
2025年2月6日(金)から12日(木)の間、全国の映画館でR・シュトラウスのオペラ《アラベッラ》が特別上映されます。主にウィーンの貴族社会を背景に展開するこの恋の物語は、19世紀半ばのウィーンを舞台に、真実の愛を求める登場人物たちの複雑な人間関係を描いています。
この作品は、作曲家リヒャルト・シュトラウスと劇作家ホーフマンスタールによるオペラの集大成とも言えるもので、彼らの黄金コンビにより織りなされる洗練された音楽が特徴です。特に豪華絢爛な舞台美術は、故オットー・シェンクによるもので、観客を魅了すること間違いありません。
主なキャストが集結!
主演は、アラベッラ役にデビュー戦となるレイチェル・ウィリス=ソレンセン。彼女の力強い歌声と気品ある演技が、作品の核となる真実の愛を体現します。また、家計を助けるために男装している妹ズデンカ役は、ルイーズ・アルダーが演じることが決まっており、献身的な妹の役どころを熱演します。
さらに、バスバリトンのトマス・コニエチュニを始めとする実力派が名を連ねており、若きマエストロ、ニコラス・カーターが活躍します。彼がシュトラウスの豊かな音楽を現代的に解釈し、観客を圧倒することでしょう。
予告映像と場面写真が解禁!
最近、豪華な演出と美しいアンサンブルの予告映像が公開されました。ウィーン貴族社会の黄金時代が、視覚的にも音楽的にも鮮やかに表現されています。また、主要キャストの豪華衣裳を捉えた場面写真も公開され、期待感が一層高まります。
上映館と上映期間
《アラベッラ》は、東劇や新宿ピカデリーを含む全国21館で上映されます。特に東劇では、2月19日(木)までの2週間の追加上映が予定されております。オペラファンはもちろん、初めてオペラを観る方にもお勧めの作品です。
あらすじ
作品の物語は破産寸前の退役軍人ヴァルトナー伯爵一家を中心に展開されます。婚姻費用がない中、末娘ズデンカは男装をし、姉アラベッラを玉の輿に乗せようと試みますが、当のアラベッラは男たちに興味を持っていません。そんな中、彼女は大地主マンドリカの求婚に応じ、ズデンカの友人マッテオは失恋。そして、ズデンカはマッテオを心配するあまり、姉の部屋の鍵を渡すが、そこにトラブルが待ち受けていました。
この舞台を通じて、ウィーンの貴族社会の魅力を再発見し、素敵なオペラ体験をお楽しみください。なお、上映時間は約3時間44分で、休憩が2回予定されています。
公式の詳細は、
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