2025年12月、東京都港区にあるNFD花ファッションハウスで、最も権威のあるフラワーデザインコンテスト「日本フラワーデザイン大賞2025」の表彰式が行われる予定です。このコンテストは、全国各地からの多岐にわたる応募作品が対象で、各部門に分かれた審査を通じて、フラワーデザインの創造性と技術を競い合うイベントです。
今回のテーマは「Bloomination ~光り輝く、すべての人に開かれた花の世界~」です。このテーマには、花の力で生まれる生命の輝きと、人々の心に光をもたらすことを意図しています。2025年12月の表彰式では、内閣総理大臣賞を始めとする24の賞が発表され、特に注目を集めるのは、花束部門で大賞を受賞した安藤千賀子さんの作品「Next Genesis~次なる創世~」です。
その他の主要受賞者には、文部科学大臣賞の師藤美名子さん(アレンジメント部門1位)や、厚生労働大臣賞の安藤千賀子さん(プティデザイン部門1位)等がおり、各受賞作は花の新たな可能性と技術を示しています。
第2回「日本フラワーデザイン大賞」では、リアル展示とオンライン展示を併用して、多くの人々にフラワーデザインの魅力を感じてもらう取り組みも行われます。特に注目は、リアルタイムで審査の模様がオンライン視聴できることです。これにより、国内外の人々が自由に作品を観賞でき、アートとデザインの世界にアクセスしやすくなることを目指しています。
また、次回のテーマは「Florescence ~希望の種から繋ぐ、幸せな明日の風景~」と定められ、このテーマは、2027年の国際園芸博覧会との連携を考慮した内容になっています。前回の受賞者には、同博覧会へのシード権が授与されるなど、次世代への架け橋としても重要な役割を果たします。
今年の参加者からは、エコ素材を利用した作品が増えており、持続可能な環境への意識が高まっています。特に、作品の中に取り入れられたリサイクルやリユース素材の活用は、観客に感動を与える要素のひとつです。理事長の西村好正氏は、作品が持つメッセージ性に着目し、このイベントが単なる競技にとどまらず、SDGs(持続可能な開発目標)の推進にも寄与していると語っています。
このイベントは、日本の花文化のさらなる飛躍を目指すプラットフォームとして、参加者や観客の心に感動を与える機会となります。興味を持たれる方は、ぜひ公式ウェブサイトやSNSをチェックし、イベントに向けた最新情報を確認してください。参加者の提案する新たな花の世界が、皆さまの心に響くことを願っています。
公式ウェブサイトはこちらからアクセスできます。
日本フラワーデザイン大賞2025ページ
日本フラワーデザイナー協会の公式インスタグラムでも、最新情報や参加者の作品が随時紹介される予定です。世界中の花好きと共に、未来のフラワーデザインを形作る一歩を踏み出しましょう。