SHINING 3Dが業界初の3モード対応レーザー3Dスキャナー「EinScan Rigil」を発表
SHINING 3Dは、計測グレードの3Dスキャン技術において長きにわたる開発の実績を持ち、最近、業界初となる三つの作業モードを兼ね備えたレーザー3Dスキャナー「EinScan Rigil」を発表しました。この製品は、高精度かつ高効率なスキャンを求めるプロユーザーや産業界のニーズに応えることを目的としています。
高精度な計測と多用途対応
「EinScan Rigil」は、0.04 + 0.06 mm/mという卓越した体積精度と最大0.05mmの高解像度を誇り、微細な形状から大型構造物まで対応可能な高精度3Dモデルを生成します。特に、自動車業界の改造市場に参入するプロフェッショナルにとって、極めて有用なツールとなるでしょう。
この新しい3Dスキャナーは、19本のクロスブルーレーザーと7本のパラレルブルーレーザー、さらには赤外線VCSELを搭載し、用途に応じて簡単に使い分けることができます。スキャン対象の大きさや素材、さらには反射の特性に関係なく、屋内外問わず必要なスキャンが実施できるのも大きな魅力です。
三つの作業モードで現場をサポート
「EinScan Rigil」は、以下の三つのモードを提供しています。
1.
スタンドアロンモード: 独立して動作し、PCがなくてもスキャンと処理を行えるため、持ち運びが簡単で運用がスムーズです。
2.
無線PCモード: 内蔵Wi-Fi 6を活用してPCとのワイヤレス接続が可能で、計算能力が最大限に引き出されます。
3.
有線PCモード: 安定したスキャン速度やデータ処理が求められる場面で最適です。複雑なネットワーク環境でも高いパフォーマンスを発揮します。
先進的な性能と高い使用感
EinScan Rigilには、マーカーレスでのレーザースキャンが可能な特許技術が含まれており、ユーザーはマーカー設置の手間を省いて効率的にスキャンを行うことができます。また、5MPの高解像度カメラが搭載されており、細部まで忠実に再現されるテクスチャー情報がデザイナーやアーティストにとって貴重な資源となるでしょう。
このスキャナーは、特殊な状況下でも高精度なスキャンが可能で、反射しやすい金属表面でもスプレー剤なしでスキャンを実施できます。これにより、幅広い素材に対する適応力が増すため、さまざまなプロジェクトにおいて活躍が期待されます。
所要なハードウェアとソフトウェアの充実
「EinScan Rigil」は、32GBのDDR5 RAM、32GBのeMMC、そして1TBのSSDを搭載しており、高速な計算とデータストレージを実現しています。さらに、8コアの2.4GHzプロセッサーと、直感的な操作が可能な6.4インチの2K AMOLEDタッチスクリーンが用意されており、高い操作性を実現。また、交換可能な6000mAhバッテリーが二つ搭載されており、長時間の使用が可能な設計となっています。
専用の「EXScan Rigil」ソフトウェアは、スキャンからデータ編集、メッシュ生成、エクスポートまで、プロフェッショナルなワークフローを支えます。
まとめ
「EinScan Rigil」は、業界初のトライモードレーザー3Dスキャナーとして、現場でのニーズにしっかり応えることができる製品です。この高性能なスキャナーは、特に自動車のアフターマーケットにおいて新たな可能性を開き、多岐にわたる業種での普及が期待されています。高精度かつ柔軟性の高い3Dスキャン技術をぜひ体感してみてください。